コロナ前は年間200以上の新店へ行っていたのだが、コロナ明けからはすっかり馴染みの店へ行くことが多くなった。
理由はコロナ過中に新しい店はほぼ姿を消し、以前から繁盛しているお店は何とか持ちこたえて現在は以前のように取り戻しているという現状だ。
勿論コロナ過中にオープンした新店舗でも繁盛しているお店は有り、それらは有名店の出身が殆どで勿論行っているのだが。
そういった例は少なくてやはり老舗の底力というのを思い知る次第。
正にやなか草さんはそんなお店です。
何時も昼に来訪ですが、昼時を外しても常に8割は入っている。
変わっているのは他店と違いペアや数人の団体客が多いんですね、なのでカウンターは割と座れます。
そのカウンターは以前8人席だったのですがコロナで4人席になっててそれ以来そのまま。
なのでゆとりがあっていい。
テーブル席も卓上調味料を棚にするなどで分けられていて、こちらも他を気にすることなく食べられます。
多くの店がコロナ過後アクリル仕切りを無くし、削った隻数を元に戻すなど感染症への対策をノーガードにしてしまっている現状はちょっと憂いますね。
コロナは消えていない訳で、インフルも猛威を振るっていますよ。
気を取り直して醤油ワカメ骨付きチャーシューラーメンです。
今回は醤油ラーメンですがやはり基本のスープがしっかりとしているのでとっても美味い。
豚鶏の豚が多めなちょっと濁りを持つスープ、昔ながらの東京醤油を何歩か前進させて。
大将の日本料理出身の板前の技で纏め上げられたスープは乾物も効いてておいしー。
先ずは骨付きチャーシューだ。
これがそうです、骨付きなんて言うとスペアリブみたいなものを想像するが、これは軟骨が付いたチャーシューなんですね。
右下に軟骨がちょこっと見えますでしょ、なのでワイルド系のチャーシューではない。
しっかりと味を付けて煮含まれた後、表面を焼き上げたもので単体お値段350円。
ちょっと高いですが厚さは8ミリほどあり、通常良くある2ミリスライスなら4枚な訳で特別お高い訳では無いです。
肝心の味も見た目通りで、醤油がしっかり効いた味付けで脂も適時に煮だされておいしー。
そしてワカメだ、もう何度も書いていますがここのワカメは大将の出身三陸産の生ワカメである。
肉厚で軟らかながらシャキ感も有る、ラーメンのトッピングとしてはかなり贅沢な食材だと思う。
例えばスーパーで三陸産の生のワカメ買ってみてくださいよいくらするか。
このトッピングはこの内容この量で何と100円なんですねー、これ元取っているのか本気で考えてしまう。
だって他店だったら乾燥戻しの紙みたいなペラペラが平気で出て来るじゃないですか、それで100円普通に取りますからねー。
こちらへ来たら先ず醤油、塩、味噌と何にでもこのワカメトッピングお勧めしますよ。
骨付きチャーシューは別トッピングなので通常のチャーシューも乗ってきますよ。
ウデ肉で肉と脂の具合がいい、この辺りのチョイスも調理人の見極めですね。
メンマはこれちばき屋系の物、多分ちばき屋本店前の製麺工場で作られているか。
初めての方には後述しますがちばき屋系列3店ではどうも同じものを使っているようです。
麺はそのちばき屋さんの製麺所で作っているものをこちらも使っている。
細くて中加水で縮れを持った正に東京の昔からの中華そばに良くある麺です。
というか屋台の夜泣きそばの麺ぽい。
夜泣きそばって夜の9時以降に街の中をチャルメラを吹きながら流して売ってた中華そばの屋台です。
なに、チャルメラって明星の袋インスタント麺を作って売っているの?、って聞いてきた若いのがいました。
違う、チャルメラはチャララーララ、チャララチャラララーって屋台の親父が吹く管楽器の事ですよー。
話戻してこの麺です、端麗ながら旨味たっぷりのスープをよーく纏ってくる、少しだけつんと感じるかん水と小麦粉の風味がやっぱり昔の中華そばを思い起こすんですねー。
いやぁおしいしい、たまらない一杯ですよ。
スープ、麺、具とどれをとってもうまいので、これが重なるとホントにまいうーだ。
特にワカメはもう絶対外せないトッピングとなりましたねー。
次は何時にするか、なんて思うよりも行きたいときに行っちゃいましょう。
最近は新店よりも従来のそう思うお店が数店ありそちらへの気持ちの方が多くなっています。
でも名店出身など実績を持った新店にはこれからもどんどん行く所存ですよ。
ラーメンの虜にとっくになっていますから、歳なので体調考えながらも楽しんで行きましょう。
とってもおいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。