タンメンが美味しい街中華で紹介してる工房近くの成田屋さんで久しぶりに中華そばを食べた。
そう、ここで醤油味ののラーメンを食べたのは10年振りだろうか。
ここでは何時も麺類はタンメンや五目そばなどの具材豊富な物にしてる。
夜一人の時等たまに帰りによる時はギョーザにレバニラで一杯なのも先日記した通り。
ただラーメンではちと物足りないのでチャーシュー麺にした訳だ。
うわぁ、スープがなみなみと入ったチャーシュー麺の登場ですよー。
こういう形態って昔あったなー、などと爺には懐かしくも思うビジュアルだ。
具材は見事なまでにシンプル、ナルトもノリも入らない、チャーシューにメンマにネギだけの潔良さである。
では、心してスープ頂いてみましょう。
油少なー、透明度のある醤油スープは下町では珍しいか。
一口啜ると、見た目通りかなりライトな醤油スープだ。
ベースは豚鶏で豚骨の方が主体、といっても見て通りの薄さなので濃厚とは無縁だ。
ネギや玉ねぎなどの根菜の旨みもほどほどで化調もそれほど利いてはいない。
という事は殆ど味がしないように思うが不思議とそれ程物足りなさは無いんですね。
むしろどんどん啜れるというか、塩分濃度もそれ程では無いからレンゲは進むスープですね。
麺は細めの中華麺、加水も多めでチュルチュルと啜れます。
小麦感は無い物ですが不思議とこの薄いスープとは良く合う。
肝心のチャーシューは当然煮汁を汁にしていますからジューシーさは少ないのですが。
それでもウデ肉と思われる部位は適度に脂も入り濃い目の味付けもなかなかの美味しさだ。
これが5枚入っています。
メンマも昔からの街中華ですから自家製、大変手間のかかる物なのですが仕事はしています。
軟らかでこれまた薄めの味付けで良い感じですよ。
少量ですがネギがこの薄味スープには鮮烈です、これがまたいい感じなのですねー。
という事で久しぶりに食べた中華そば(チャーシュー麺ですが)は何ともノスタルジックな物でした。
それは正に時間が停まってるといった物で、このお店の30年、いや50年前からのラーメンなのだろうかと。
私には美味しいと思うラーメンでしたよー。
懐かしささえ感じましたね、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。