江東区門前仲町、ここは下町の鎮守様、富岡八幡宮や、成田山新勝寺の江戸出張所ともいえる深川不動尊がある門前町。

支那そば晴弘さんはその一角に存在します。

 

 

晴弘さんの創始者は先代でちばき屋の千葉氏とは料理人仲間。

その千葉氏は銀座の高級料亭で総料理長まで務めた方。

退職後子供のころからだ好きだったラーメン屋を、江戸川区葛西にて支那そばちばき屋を開店する。

その開店時に手伝い、その後独立したのがこちら晴弘さんです。

そして私が良く行く平井のやなか草さんはこちら出身で、やはり千葉氏とは日本料理時代の仕事仲間だったのですね。

なのでこの3軒は基本同じ味のルーツを持ってる、麺もちばき屋供給の同じものを使ってます。

私は葛西、門仲、平井の立地からちばき屋トライアングルなんて呼んでいます。

 

この日は平日の午前11時半、店に入ると既に7割くらいの入りですよー。

キャパはカウンター7席にテーブル席は19席も有る、これが昼時は待ちの行列が出るのですからかなりの人気店店ですよー。

 

久しぶりなので基本の醤油を、チャーシュー美味しいのは分かっていますので醤油チャーシューメンを口頭オーダーです。

 

 

そう、これこれ。ちばき屋トライアングル共通のカイワレに海苔だ。

こちらは背脂が多めに入る、やなか草さんがチャなのだがこちらはチャッチャッチャくらい入ります。

勿論これでも千駄ヶ谷ホープ軒の東京豚骨や燕三条系ラーメンよりもずっと少ないですがね。

ではスープ行ってみましょう。

 

 

豚鶏の豚が主体に乾物根野菜などが入ったベーススープに、火入れして角の無い醤油が合わさって美味しいちばき屋系統のスープです。

前述チャッチャが多めなのですがしつこくは無く、旨味がたっぷりの美味しいスープですよー。

 

 

麺も前述ちばき屋さんの物で、お店の前のマンション1階が事務所と製麺所になっててその麺をここ晴弘さんとやなか草さんに供給しています。

加水が多めの細い縮れ麺でサラリとしたスープの絡みが良い。

スルスル啜れて食感もいい、正に支那そばって感じの麺で私大好きです。

 

 

チャーシューもやはり同じ作りなのだろう、肩ロースのムチりとした食感の食べ応えある物。

煮汁は勿論タレに使われているのだが、それによるパサ付きもそれ程無くおいしー。

 

 

メンマはこれも3軒で同じものを使っていますね、これもちばき屋さんの製麺所で作っているのかもしれませんね。

 

晴弘さんの美味しさは健在でした、それは今の人気からも十分わかる。

現在は2代目さんが切り回して変わらぬ美味しさを提供していますね。

変った事といえば、接客上手で如才ない名物女将さんがいなかった事。

帰りに聞くと今はご隠居なさっているという。良かったです、後余生お楽しみの事でしょう。

 

おいしかったですよー、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。

 

 

 

 

追記

ここで私なりの3軒の違いというか、基本はほぼ同じですが浮かぶ脂分の扱いが違う。

やなか草さんが一番油は少な目、晴弘さんはチャッチャ多い分背脂が多い。

ちばき屋さんは現在この3軒の中では、背油は晴弘さんくらいですが一番浮かぶ液体油分の量が多いです、私にはちょっと多すぎるくらい。

以前はそんなこと無くって、トライアングルの中では晴弘さんが一番多かったのですが。

現在千葉氏はちばき屋を若手に任せており店には出ていません、どうもそれが影響しているようですね。

なので一番合ってるのはやなか草さんで、次が遇差で晴弘さん、これはその日の気分位の差でしかない位だ。

だがちばき屋さんはには正直定期的には行こうとは思わないかな、ただたまにどうなっているか位の確認は行きたいと思います。

勿論現在でも人気店ですから、これは私の趣向という事ですね。