先日の速報ジャパンモビリティショーで私がメグロS230と間違って掲載してしまった事、申し訳ありませんです。

正式にはカワサキ250メグロS1だったのですね。

 

 

勿論ベースはロングセラーのエストレアを継承するようにWシリーズの末っ子として来年発売予定のW230である。

 

 

しかもこのエンジンはオフロードのKLX230と共通している。

セルが付く以外は同じコンポーネントのようだ。

このW230はエストレアのようにカワサキミドルクラスを支えてロングセラーになるのは確定でしょうね。

そして発生型のメグロS1はどうなのだろう。

そもそもS1って何なのだと思う方に。

 

戦前からの大排気量オートバイメーカーであった目黒製作所は500cc単気筒のZシリーズを展開する。

その最終型Z7は一般公募でスタミナというニックネームを得て、戦後の500㏄ツインのKシリーズへ引き継がれ、スタミナというネームも継承される。

そしてその500ツインの片方で作られた250ccシングルとしてSシリーズが登場します。

だがこの250㏄シングルは単にスタミナKの片方というだけでは無いようです。

開発には当時オート三輪や軽自動車メーカーだったくろがねの創始者、軍用乗用車で名声のあるくろがね四起を作った蒔田鐵司氏が開発に関わっているとの事です。

その初めての目黒の250単気筒はメグロSで、その後がS2、S3、不吉な4を避けS5、と続きS8以降はカワサキに吸収合併されてSG(SGT)となる。

なのでS1は欠番だったのですね。

 

 

という事でK3の二番煎じで出そうなこのS1は、果たしてどうなるでしょうか。

前人気が有って出てくるのでしょうか、はたまたお蔵入りか。

まあここまで作り上げてくればお蔵入りは無く発売されるとは思いますが。

当時を知るものとしてはこれには魅力を感じませんね、というかSGが注目されたのは販売終了後暫く後の1990年代に起こった60年代の旧車ブームの時でもあったし(当時はバイクの歴史も浅く30年落ちなんてのはかなりの旧車だった)。

 

 

そしてこのS1にはその時のテイストは感じません。

でも若い方達にはこのメッキと塗装という凝ったタンクはかっこよく映るでしょうかね。

 

 

同時展示されていたSGはやはり違うオーラを感じます。

一番の違いはフェンダーかなぁ、プレスの深いフェンダーがS1のW230と同じ薄っぺらいのとは違いますよね。

タンクのボリュームも違う、SGは横から見ると分からないのですが結構幅が広いんですよ、この辺りが足つき性とかニーグリップとかを考慮してる今の車体とは違いますね。

私が昔乗っていたのはダブルシートだったんですよ、何かの流用だと思うのですがスプリング張りでしっかりしたものでした。

高速で静岡や福島など、房総も良く走ったなぁ。

ギヤがね、1~3速までは街乗り用って感じなのですが、4速が離れててクルージングギヤになっているんですよ。

なので何とか高速を70~80キロで走れたんですね(だが坂はダメでした、登坂車線を60キロを割るくらいでひーひーいってました)。

 

話を戻してS1 です、K3 の弟分という感じでやはり出るのでしょうね。

W230よりもメッキが多くレトロな感じで若い方にも評判もいいようだし。

久しぶりにホンダ以外からのオフ車KLX230も有るしで、来年はカワサキ躍進の年となるかな。

楽しみですねー。