東京モーターショーが東京モビリティショーと名を変え、多角化する乗り物に対応すべく範囲を広げた展示内容の物へ変わりました。
では、いつものように本日より開催した(一般は28日より)独断と偏見の2輪編です。
だが今回は独断だの偏見などといっている場合じゃない、メーカーとしてちゃんと展示しててるのは2輪だけのカワサキ、ヤマハだけ。
4輪併設している本田、スズキはかなり寂しい展示となった。
先ずはカワサキ。
W230、好調ながら排ガス規制で終了してしまったエストレヤの後継機種だ。
その名の通り230ccの単気筒エンジンを搭載し、ネオクラッシックな外観で登場。
Wシリーズの末っ子としてデザインコンセプトを継承している。
キャプトンマフラーも搭載してこれひょっとして売れるかもですねー。
エストレヤ同様カスタムベースにもいいです、車検のないWと言う事でアピールできるかもですね。
そして二番煎じが参考出品されてた。
あっ、いやコレじゃないですよ、こいつは見ての通りカワサキメグロSGです(正式にはカワサキ250メグロSGです)。
何でこんなのが展示されているかというとー。
隣の参考出品だ。
メグロ230だってー、そうW800から発生したメグロZ3の二番煎じです。
Z3自体大して売れてないのにまさかこんなの出品なんてねぇ。
しかもご丁寧にSGの方のタンクマークをメグロの物にしちゃってるしね。
他に初代ニンジャ900を展示してあったりと、おっさんのハートをつかむ何時もの作戦とか。
でもちゃんと次世代に向けての展示もあり。
まぁニンジャEVについては航続距離がまだまだだしPHEVも展示していたがこれらはまだこれからですね。
EVになってもシフトは残してほしいなぁ、わざわざモーターの回転範囲を制御したりしてね。
ヤマハは何時もの通り盛りだくさんでしたが、やはりコンセプトだけの夢物語も多く。
一番目を引いたのはこれ。
往年のYZR500と同時展示されていたこいつ。
XSR900GP、これかっけー。
なんかショップのカスタムみたいだがメーカーが具現させている訳だ。
背後のモニターには実際に走っているところが映されて、いやこれ欲しいかも。
って、もうこの手のレプリカ、しかも900なんて手に負えないです。
私にはサトゥルノが丁度良いですね。
TWの三輪バージョンも。
これもコンセプトモデルだが売り出せば相当話題になりそうですねー。
成程前2輪ならフロントキャリアも幅広く出来る。
トリシティがダートにもっていくと意外に走るというのはよく聞きます。
災害救助などにも利用できそうで消防庁からレスキュー仕様が出てきそうですね。
さて、ホンダだ。
やはりEV、でもスクーター。
挙句電チャリ。
一般的なバイクの展示は無しだ、何時もの本田コレクションからの展示もない。
一番興味が有ったのはこちら。
ホンダジェットのエンジンHF120だ。
ホンダジェットの凄い所はこのジェットエンジンまで自社開発している所。
他のビジネスジェットはエンジンメーカーの物を搭載しているのだが、これは生前本田宗一郎氏の夢を本当に実現した訳だ。
ただホンダだけでは新規参入と言う事で製造やメンテをスムーズにするために。
GE(ジェネラルエレクトリック)と合弁会社GE Hondaエアロ エンジンズという会社を立ち上げて生産管理しています。
話を戻しましてスズキ。
こちらは現行車の展示は数台あったものの、あとはこんなの。
隼の前にファンを置いて、バックの長いモニターに背景を流して映し出し。
動画を撮影できるブースが意外と人気で、バイク乗ったことが無い方の疑似体験???。
と言う事で今回のモビリティショーは他にも興味を持てる者が少なかった。
内容もスカスカで直ぐに見て回り終えた。
特に2輪を期待する方は行く意味が有りませんね。
ハーレーもKTMもドカッティも出品していません、BMWもブースに二輪はありませんでした。
ただね、東の一番奥にとっても楽しいブースが有りましたよー。
各メーカーのコンペマシンが展示されているブースだ。
ゼッケン12は8耐優勝マシンだ。
4輪も凄いですよー。
F-1の今年のチャンピオンマシン(全戦メキシコGPでフェルスタッペンが決めた)、勿論レプリカだが以前新幹線と並走する画像を見たことが有るので走ることは出来るのかなあ。
来年、いや再来年には角田選手に乗ってほしいですねー。
スーパーGTからも。
スバルBRZ、昨年のGT300クラスチャンピオンマシン。
来月5日が最終戦です、見逃せないですね。
私F-1はDAZN、スーパーGTやWEC、WRCなどはJ-SPORTSで欠かさず見てますよー。
GT500クラスでは来年NSXに代わって走るホンダCIVIC TYPE-R GT。
NSXがシビックになるってなんでダウングレードジャン、と思うなかれ。
GT300はほぼ国際GT3規格で市販車ベースなのにに対し。
GT500は全車フレーム、エンジンが統一されています。エンジンはホンダとトヨタで共同開発されたもの。
なのでガワが違うだけなんですね、フレームに合わせたスケールでボディを被せてるだけなんですよ。
でも空力はとっても重要ですからね、各チーム苦労していますね。
そして目玉はこれだろう。
トヨタ GR010 HIBRID。
今年のルマンセカンドウイナーがそのまま展示されている、しかもこの距離だ。
24時間の死闘で傷だらけのボディが迫力だ。
これ見るだけでも行く価値が有りますかねぇ。
私は大満足でしたよー。
と言う事で、空飛ぶ車とかキャンピングカーとかいろいろなモビリティを見て体験する事が出来ます。
狙いを絞っていくというよりも、経験してみるといった視点で気軽に行くのが良いでしょうかね。
以上駆け足の独断の速報レポートでした。