くそ暑かった夏のせいでどの店も久しぶりだ、ようやく落ち着いていけるようになってこちらもその一軒です。

千葉県市川にある禪さんです。

 

 

この日は平日昼1時過ぎ、先客6に後客5とコンスタントに入ってます。

見てわかるように昼時や休日には並び待ちが出来る人気店ですよー。

 

当ブログではちょくちょく出てくるのでご存じな方はいらっしゃると思いますが、こちらの大将もバイク乗りでオールドハーレーに乗ってらっしゃる。

そして近年私と同じベスパのGTS(300白)を買ってベスパ仲間になった。

なので行くとお話が尽きないと。

 

話戻してラーメンだ、こちらのスープは大変珍しいベジトンスープなんですねー。

塩と醤油が有りますが、何時もスープの組成がよく判る塩にしています。

塩たまごラーメンです。

 

 

大きなバラチャーが2枚乗る、これがデフォなんですねー。

白濁したスープがこれ豚白湯じゃなくてベジトン(野菜豚骨)なんです。

ではそのスープから行ってみましょう。

 

 

白濁しているのは豚骨の成分は勿論だが、ベジ(野菜)由来の物がかなり占めているのが特徴で。

その成分はネギなのだ、それもスープに良くある玉ねぎじゃなくって長ネギ(関西では白ネギ)なんですね。

長ネギを鍋などで煮込むと中身がトロリとしますよね、あの成分がこのトロミの正体です。

豚骨と大量の長ネギを仕込んで煮て、残ったネギの繊維質の部分は取り出してこのスープは完成します。

なのでベジトンスープなんですね。

見ての通り濃厚なのだが脂分はあまり浮いていない、なのでしつこくなくレンゲが止まらなくなる。

 

他に無いスープというのはこういう事なんですね、あっ、近くにもう一軒ありました。

それは隣市の行徳にある葫(にんにく)さん、こちらもほぼ同じスープだ。

それは葫さんオープン時にはこちらの大将も一緒にやってたとの事で、店が軌道に乗ったので分かれてこちらを開業したという訳。

なので姉妹店ななんですね。

気になるのはその葫(にんにく)という店名です、それはこちらのスープはにんにくを客自らが加えることにより完成するんですね。

 

 

なので姉妹店葫さんと同じくこちらの禪さんにも卓上にはクラッシャーとニンニクが置いてある、各自好きなだけクラッシュする訳だ。

 

 

私は何時も3クラッシュします、それでもきつくないですよ、香味と辛さが加わりとってもおいしー。

クラッシュしたニンニクはボトルに入ったおろしニンニクのような支配的な効き方はしないのですね。

揚げニンニクチップも入って、香ばしくてベジトンスープによく合うんですよー。

 

麺は浅草開花楼特注麺です。

 

 

中太の中加水、啜りごたえもあり小麦感も十分。

さっと湯通ししたシャキシャキモヤシが入るのでこれと麺を絡めてもいいですね、美味しくて食感も楽しいですよー。

 

 

2枚乗るバラチャーシューは厚切りでこのボリュームだ。

柔らかくてしっかりとした味付け、これで一杯やったらいいだろうなーといつも思います。

これに煮卵もプラスですからね、かなりのボリュームで年寄りにはカロリー大変な事になる。

なのでいつも麺は半分にしてもらっています、今はこれでお腹も丁度よいです。

でもスープは殆ど飲んじゃってるから塩分は相当でしょうかね。

ネギ由来のカリウムも豊富だから何とかプラマイゼロには、なってないよねぇ。

 

でも精神的にはね、美味しいもの食べて心が潤うという行為も必要だと思う、いや断然必要だぁ(と正当化)。

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーー、、。