もう何度目か、寄れるならばと出張の帰りに狙う店です。
プロデュースしているのは森住康二氏、ラオタならばすぐに判るちゃぶやで一世を風靡した方だ。
早くからミシュランの星を取り、チェーン店のちゃぶとんを展開すると瞬く間に広がり東南アジアへも進出した。
だが突如権利を売り払い表舞台から身を引いていたのだが、この店は足柄SAが大規模なリニューアルした今から5年前に突如登場した。
私はその状況を知らないままこの店の前に立ち、店舗の右上の森住という文字に目を奪われ。
店舗中央に森住康二氏の写真を確認すると暫し立ち尽くしてしまった。
それ程氏の再興は衝撃的でした。
前回来た時は塩だったので今回は醤油狙い、だがまだ未食の油そばも引かれますねー。
初志貫徹で醤油らぁ麺をチャーシュー追加で。
醤油チャーシューらぁ麺です。
魚介の良い香りがしていますよー。
では何時ものようにスープから頂きましょう。
透明度は有るものの豚鶏の動物がしっかりとしたベースに醤油が香る。
そこへ節メインで煮干しも加わる和テイストな魚介が加わって本当に美味しい。
以前も書いたがもう高速のSAのレベルじゃないですよ、一店舗の一品として完成されている。
塩分濃度も高くないのでスープがどんどん進む、流石としか言いようがない。
合わせる麺は細く切り出された物、中加水でスルスルと啜れます。
細かなフスマも入る全粒粉タイプなので小麦を味わって欲しいという森住氏の気持ちが伝わるなんて言ったら言い過ぎだろうか。
チャーシューは薄いものの大きなものが3枚入る。
富士山麓豚という銘柄豚でとっても柔らかく、かなり薄いので箸ですくうことは不可能なくらいだ。
味付けも良くなっている、当初食べた時は何処かスーパーの総菜売り場に有るような味付けでしたが。
多分依頼した食材業者との調整により上手に仕上がってる。
ただこのペラペラが1枚100円となるのは何ともなのですがね。
メンマも業務食材ですが良いチョイスです、太めですがやはり柔らかく繊維質もそれ程感じないタイプ。
しっかりとしながら何処かやさしさのあるスープ、麺によく合っていると思う。
いゃあ、これ都内に進出してこないかなぁ、十分に一店舗としてやっていけると思う。
最近のSA、PAラーメンもかなりレベルが上がっています。
このMORIZUMIに匹敵するような山陽道三木SA上りの人類皆麺類がプロデュースした世界一忙しいラーメン屋とか。
これまたハイレベルなご当地ラーメンだった山陽道下り下松SAの下松ラーメン(牛骨)に。
近場だと圏央道菖蒲PAの頑者の創業ラーメンや東北道蓮田SA登りのせたがやの限定深谷ねぎラーメン等々。
勿論探せばもっとあると思う、でも結構外れも多いんですねーかなり引いてますよ。
でもそれも含めて楽しいと。
来期はいよいよ鹿児島鹿屋への出張がまっています、どこへ寄ろうか思案するのもこれまた楽しですね。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーー、、。