さて、先日スーパーカスミのPB商品として凄麺のヤマダイが生産している凄拉麺シリーズより今回は汁なしの油そばだ。

 

 

これまでの物は味噌、塩(タンメン)、醤油と馴染み深い味の物で、それらの昇華型という分かり易いコンセプトのものでした。

だが油そばは発祥からすると武蔵野市の珍々亭さんや国立市の三幸に端を発する昭和30年代から半世紀以上は続いてるものなのだが、20年位前からようやく脚光を浴びるようになった汁無しラーメンです。

 

現在では東京油組総本店や東京麺珍亭本舗など、珍々亭さんオマージュのものが主流になっているようだ。

 

 

これまた3パックとシリーズ共通だ。

だがそのうち一つはふりかけになっていますねー。

熱湯5分湯切りしてスープ混ぜ混ぜふりかけパラパラで出来上がりです。

 


ふりかけはネギがメインだが量も多く華やかだ。

かやくのチャーシュー、メンマ、ナルトも良い具合、ビジュアルは楽しいですねー。

では早速食べてみましょう。

 

 

薄い平打ち麺がつゆを纏って来ます、醤油ベースですが脂分は少な目。

特に驚いたのはそれまで市販されていた油そばのカップ麺には無かった酸味が結構感じられたこと。

油そばとは元来ラー油と酢を好みに合わせて丼ぶり2週以上廻し掛けて完成するもの、それは味変では無く始めからそうするのが流儀なのですね。

なので自分好みにするには何度か食べてみる必要が有る訳だ、人により賛否有るだろうが私はこうして自分の味を見つけていくのは楽しい作業だと思う。

 

さてこのカップ、始めから酸味は持っているのですね、それは油そばを食べ慣れていない方には良い事だと思います、酸味が無いのは油そばじゃないでしょ。

そしてラー油の辛さは無い、これも万人に食べてもらうカップ麺なら仕方なしか。

なので分かっている方はラー油もかけるでしょう、私もそうしました。

ただこれは小さなものでも良いので別パックで欲しかったですかね。

コストとの兼ね合いは有るでしょうが油そばというからには酢とラー油は必須ですから。

 

とはいえこのカップは今までの凄拉麺シリーズの中では結構抜けているというか。

今まで売られているカップの油そばの中でもこの酸味は一歩踏み込んだものだと思う。

事実当家でも評価は分かれ、私と連れは〇だが息子は×と。

つまりはそれだけ万人よりも好きな方に向けた方向性の商品という事です。

私はとっても美味しく酢とラー油を更に足して大満足でしたが、対して息子は酸味に反応していたようですね。

という事で判断は出来るでしょうか。

美味しく頂きました、ごちそうさまでしたーーーー、、。