今週から始まったセブンイレブンの北海道グルメ旅フェア。
その中からラーメンは札幌ブラックで勢いのあるいそのかづおさんとこの八乃木さんがチルド麺で登場です。
八乃木さんは札幌西部の発寒駅近くに有る味噌ラーメンの人気店で、すみれさんの正規のれん分け店だ。
すみれさんののれん分けは他に。
彩未(札幌市)郷(神奈川大和市)大島(東京江戸川区)三ノ寅(東京都文京区)と全部で5店舗で、何れも長い行列が出来る人気店ですね。
セブンのチルド麺は他社と違いスープと麺、具材が別々になっているんですね。
上部に麺と具材、仕切りの下に液体のスープです。
早速チンしてみましょう。
最近のすみれ系の特徴であるチャーシューにおろし生姜が乗っている。
これすみれさんが始めたんじゃなくて彩未さんが始めたのをすみれ含め各店が採用したもののようで。
他の修行店やインスパなどもすみれ系の顔として採用しているところ多いですよね。
ただ八乃木さんはチャーシューの上じゃなくてモヤシの上なんですね、ちょっとだけ違います。
ではスープから行ってみましょう。
成程、見た目のようにすみれさんよりもライトな味噌スープですねー。
この系の特徴は味噌をラードで炒め付けて調理する点、なので独特な香ばしさを持っていてそれが人気なんですが。
こちらのスープはその炒め付け度合いが軽いというか、ラードも控えめでそれがまた啜りやすさにもなっている。
胡椒や摺り胡麻等の調味料がしっかりと使われていて味に複雑さを与える、しっかりした仕事がこのチルドにも生かされています。
しかし昨今のチルドや冷凍、果てはカップ麺までスープの再現性はかなり高いですねー。
麺はチルドの仇どころで中々旨いものが無いのが実情だ。
それは多くのチルドがゼラチンで固めたスープと一緒に加熱され、スープが熱で溶けるとそのままスープの中で麺が過熱されるから伸びてしまわないように吸水率が低い麺にならざる得ない。
なのでこんにゃくみたいな麺が殆どだ。
そこでセブンが開発したのが麺具とスープが別体になった構造のカップだ。
これによりセブンチルドの麺は他社よりも生麺に近いものになっています。
でもですね、はっきり言ってしまうとフリーズドライのカップ麺の方がリアルだと思う、食感も小麦感も違います。
それでも良く作ってありますよ、チルドではセブンを上回るものは無いですね。
具際に関してはこれはチルドならではでリアル食材が扱える、ここがチルドの強みだ。
豚ももチャーシューはしっかりとした食感と味付けでうまい、敢えて少ない脂身のもも肉を使っているのは軽めの(札幌味噌としては)スープに合わせているようです。
乗っているおろし生姜は味変に良いのですが、その味がチューブ生姜テイストなのが残念。
私これ少しも旨いとは思わないし生姜じゃないとまで思っていますからね。
メンマは軟らかタイプで一味唐辛子を纏った物、これもこのチルドだけの仕様です。
ちょっと残念だったのがモヤシ。
温める前からクタなんですね、モヤシって意外に足が短いですから致し方ないのでしょうか。
これがもっとシャキッとしていたらもっとテンションが上がると思うのですがね。
などと色々書いていますが総評としてはとても美味しい味噌ラーメンでした。
レンチンは規定通り過熱して熱々がお勧めです。
寒いこの時期に最高なチルドラーメンとなっていますね。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーー、、、。
追記
セブンチルドからはすみれさん監修の物が以前から出ているんですよ。
これ現在のバージョンは以前は味付け挽肉だったのが大きなバラロールチャーシューなってて進化してます。
すみれ本店の物も以前は細かなゴロチャーだったのを数年前に一般的にスライスした肩ロースになって前述おろし生姜が乗っている。
これに合わせての変更ですがどうやらスープもバージョンアップしている模様。
これも近々食べてみないとですねー。