先ずはレビュー前にビックニュースを。
らぁめん花月嵐を展開するグロービート・ジャパン㈱は飯田商店店主、飯田将太氏がプロデュースしたラーメン将太1号店を神奈川県大和市にオープンした。
グロービート・ジャパン㈱と飯田将太氏とのコラボはこれまでも花月嵐の限定メニューで提供されていた訳だが、今回は一店舗丸々飯田氏のプロデュース店となり大注目だ。
醤油味のラーメンが1100円、塩ラーメンは1200円と強気のメニュー構成で、チャーシュー麺は各1380円と1480円である。
話を戻して花月嵐の飯田氏全面監修によるシン・ゲンコツらぁめんだ。
場所は何時もの江東区砂町銀座商店街入り口のお店です。
店前にもしっかりと限定メニューのターポリン幕が。
果てさて、あの背脂たっぷりでこってりなゲンコツらぁめんが飯田氏の手に結ってどのようになったのだろうか。
このメニューをオーダーすると、この能書きを渡されます。
なななんと!、未化調であるだけでは無くタレも脂も使用していないと、えーーー。
こうなるともうラーメンじゃなくうどんやそばの境地ですよー、大丈夫かぁ。
今回はチャーシューがおいしそうだったのでシン・トンコツちゃぁしゅうめんです。
表面を覆うバラマキチャーシューに関東では珍しい緑のネギにブラックペッパーが3粒乗っています。
価格は1170円ですがこのチャーシューメンの方は1390円です。
では、スープから頂きましょう。
透明度すらあるスープです、濁りの有るゲンコツらぁめんのスープとはかなり違います。
しかも脂が殆んど浮いていない、わずかに有るのはチャーシューからの物だろう。
では、一口、、。
いゃー、これは何というか、サラリとしているのですが豚骨の旨みはちゃんとありますよー。
ただ濃厚なものでは無い、端麗で上品な豚骨、これは初めて味わいますねー。
只ね、私的にですが塩分濃度が高い、それも銘柄塩のようなミネラル含むまあるい塩では無く通常の上質な塩です、これがしっかり感じます。
今年の前半に花月嵐では飯田商店の塩ラーメンを限定で出していた。
これに通ずる造りなのが成程飯田氏の監修なのだと思いましたねー。
麺がもうこれまたビックリ、ラーメンという感じじゃないのです、かん水はどこへ行ったか。
くにゅりと柔らかい、そして歯切れもとても柔らかいんですね。
ラーメンというよりもうどんに近いか、それも腰の少ない細うどんといった食感なのだ。
いゃあ、こんな麺を合わせてくるなんて驚きましたよー。
勿論この澄んだ豚骨スープに合わせて来ての物、この辺りも飯田氏のセンスが感じられて食べていて楽しいのなんのって。
チャーシューは前回の塩ラーメンの時に乗っていたものとほぼ同じの物だろう。
薄い物のほろほろでジューシー、加工品としてはかなりの美味しさです。
そして、このチャーシューにもしっかりとした塩味が付いている、これ私はちょっと気になったかなぁ。
花月嵐ではトンコツらぁめんには卓上のブラックペッパーの仕様を推挙している。
だが子らのシン・ゲンコツらぁめんにはブラックペッパーが3粒入ってます。
これのおかげで途中飽きる事無く食べ進められる。
しかもですよ、このブラぺは塩茹でされたもののようで柔らかくて塩味が付いています。
そう、またも塩味です、これがコンセプトなのでしょうかねぇ。
という訳でかなり色々と楽しませてくる美味しいラーメンでした。
ただか書いてあるようにどこを食べても塩味で、これを豚骨の次に設定したような構成には私的にですが少し疑問が残りました。
味の統一性という意味で分かりますが、もう少し捻りを入れられる方のプロデュースですからね。
ラーメン将太も成功して店舗増やせるとよいのですが、食べてみたいですが大和町は遠いです。
もちろん美味しいラーメンでしたよー、ごちそうさまでしたーーーー、、、。
追記
シン・ゲンコツらぁめんは値段が1170円でそのチャーシューメンが1390円なんですね。
昨今の原価事情とスープにかける手間暇など、ラーメンも正直に作るとこういった値段になるものと思います。
それは個人店でもチェーン店でも一緒だと思う。
世間にはどうしても1000円超えると五月蠅い方が多々おりますよね。
もう辞めましょうょ、スープはとっても原価も光熱費も人件費もかかっているものですから。
ただそうじゃないのもあります、昨今は業務スープを足してみたりのブレンド物とか全部業務スープの物を平気で出している店も多いですからね。
なのでその価値を認めるのは自分の価値観です、納得の味ならばそれで良いじゃないですか。
ねぇ、、、、、。