レチナ用の35ミリレンズを入手した、正確には35ミリの前群レンズを入手したといった方が良いですね。
以前から専用のファインダーは持っていたので装着しみてます。
おおー、かっけー、、。
ころりと可愛かったレチナが重装備になって勇ましい感じだ。
35ミリの前群レンズは後部がきゅっと絞られてていかにもな窮屈感が有るがそこがまたいい。
ただ装着時にクリックは有るがロック機構は無い、なので外れないように注意は必要です。
本来この前群交換レンズはⅡCとⅢC専用で他にはマウントに突起が有って取りつかない、私は削ってⅠBにも取り付けられるようにしてしまいました。
ファインダーも存在感がある。
そのファインダーは。
35ミリともう一つの交換前群レンズ、80ミリ用の切り替え式になっています。
その切り替えは内部のレンズ軍が切り替わるのではなく、フォクトレンダーのターニットファインダーのように180度回して切り替えるといった凝ったものではなくただマスクが出てくるだけです。
なので80ミリは正直実用になるのかな、風景などには有用でしょうがね。
距離によるパララックスの補正も付いてる、そしてオフセットした取り付けは。
レンズの真上に来るようになっていますよー。
昔の設計者が拘ったこういう凝った所がいいんですよねー。
本体のファインダーも距離計の無いⅠ系はレンズの真上に有りますよー。
そして入手してはじめて解ったことが。
これ前群についているのはヘリコイドだと前の時に書きましたが。
じつは、なんと、ただの換算表だったんですねー。
ヘリコイドよろしくグリスの粘り感もあるのだが、ただの換算表です。
その使い方は。
先ずは本体の距離計で距離を合わせます、それを前群レンズ鏡胴に有る換算表で換算する訳ですが。
こんな感じで上下に50ミリと35ミリの距離が書いてある。
上の黒が50ミリで下の白が35ミリだ。
ここで私の入手した35ミリ前群レンズはメートルの換算表が付いてる、なのでフィートをメートルに換算しないとです。
仮に10フィートとしてみた。
10フィートは約3メートルです(1メートルは約3.3フィート)。
なので前群レンズの換算表の50ミリ部分を3メートルに合わせます。
してその下にある35ミリの換算値を読み取ると概ね1.7メートルか。
なので今度はその値を本体のヘリコイドへ移します。
1.7㍍は大体5.6フィートなのでそのあたりへ設定する。
これで撮影となります、あーめんどくせー、。
勿論換算表が付いた前群レンズをフィートの物にすればもっと簡単ですがね。
何れにせよ大体の勘で設定するので殆ど目測といって良いのではとは思います、目測メートルを換算表で換算し3.3かければ大体良いとねー。
解放F4と被写界深度が深いですから目測なら事前に頭に入れておくといいですね。
2mだと3.8ft、3mは5.6ft、6mが11.5ft、10mで20ftが換算値となります、これだけ覚えれば撮影に行けるでしょう(これは35ミリレンズを付けたときの値です、単なるメートル=フィートの換算値ではないのでお間違いなく)。
絞も開放がf4なので一絞り分の補正が必要、まあ現在のネガならばこの程度は関係なく写りますので無視しても良いかもです。
これで本格的に撮影するかといえば何ともなんですが。
でも写り具合は見てみたいですよねー、どうなんだろうか楽しみですね。
やはりこの角度がかっこいいです。
えっ、後ろに写っている飲料はあまり気にしないでくださいねー。
まあそんなひと時にこんな記事を書いている訳ですよ。
こうなるとⅢcの小窓が欲しくなったりしてね、いや大窓がやはりカッコいいいか。
でも大窓には35、50、80のブライトフレーム入ってるしなぁ、そこへ別付けファインダー付けると知る人が見ればだのカッコ付けに見えますよねー。
まあ、ひと先ずはこれで一度使ってみましょうかね、たのしみだぁ、、、。