先日立て続けに導入したLEICA Type107とType114(X VARIOとV-LUX5)。

やはり撮り比べてみないとですよねー。

 

 

1台づつ別々に近所を徘徊してみました、なので撮影時間は1時間ほど違います。

この2台ブラ下げてじゃ使う方が気になって集中出来ないですからね(単焦点は基本同じカメラを2台持ちですが)。

私の地元はド下町です、古い建物と新しい建物が入り組んで狭い路地も多い。

 

先ずはType107から。

この日は晴天で午後3時ころの撮影。

 

 

そしてType114です。

1時間遅れの4時ころ撮影。

 

 

どちらもプログラムオートで中央重点測光です、補正はしていません。

露出は1段くらい114の方が多くかかっていますね。

 

もうその再現は一目瞭然で107の方がかなり渋いというか、落ち着いた階調と色再現をします。

正にライカといった仕上がりで、しかも暗部がつぶれずにしっかりと再現されているのがいいですねー。

対する114は彩度が高くより一般的な色再現をします。

それでも姉妹品のパナソニックの物に比べるとだいぶ落ち着いていているという事です、そこはライカによりチューニングされている訳ですが。

107ほどの思い切った階調、色再現と比べると誰からも文句は出ない、安心安全な色再現となっていますでしょうか。

 

私的にはもう107にぞっこんになりそうです。

上品というか、特に日陰のモノトーンの部分などはまさに私好み。

ポジフィルムでいうとKRじゃなくEPRを使った時のような再現なんですね。

若いころはKRばかりで、そのメリハリの利いた画質に惚れ込んでいたのでしたが。

今はこういった色乗りの方が落ち着いてて好きなんですよー。

歳とともに趣向が変わりましたね。

 

でも撮るのは107の方が難しい、28ミリを多用する私にとっては外付けファインダーでは広角の誇張効果を確認できない。

バックモニターで写すと今度は老眼鏡を付けないとやはり確認できません。

やはりEVF(エレクトリック、ビュー、ファインダー)という物は便利ですよね、見たままが写りますから。

 

でもまぁそこは長年の勘というか、予測できるものではあるので。

 

 

シャッターを切った時の音がカチリと小さいのもいい、音量は設定できるので目立たなく撮影者には切った感を伝えるモードがこれまたいいです。

まあこれは音は違いますが114でも設定できるんのですがね。

 

 

という事で散歩カメラとしては107、実用には114という当初の目的通りで使って行こうかと思います。

追って作品も発表していきたいと思います。