3/30から提供されているらあめん花月嵐の限定コラボシリーズだ。
前々回の飯田商店のコラボがかなりおいしくて期待していました。
過去にもいろいろな名店を取り上げていてその完成度は例えばカップ麺等のように製法等で妥協することは無く、店主自ら幾度の監査を経て完成させるラーメンは正にお店にかなり近いと言わしめる物である(HPの動画見るとほんと凄いす)。
金色不如帰さんについては今更語ることは無いだろう、ミシュランのビルグルマンではない正当な星を持つ名店中の名店だ。
私はかなり以前に初台に有ったころ行ったことがある、だが進化し続ける店主さんですから現在の物はその頃の物は遥かに凌駕しているものと思う、期待大だ。
花月嵐は一番近いのが江東区の有名な砂町銀座商店街入り口にる北砂丸八通り店です。
時は11時10分、一番客かと思ったらすでにギョーザにビールの地元の定年親父がぁ。
券売機で購入です、きっちり税込み1000円なり、さてどうでしょう。
5分程で出てきましたぁ。
これはなかなかの出で立ちですよー、すでに美味しいが香っています。
うーん、でもですねぇ、なんか盛り付けが上手でない。
サンプル画像と違うのは勿論ですがバランス感覚が全くなくってこれだけでも期待がガタ落ちです。
でも気を取り直してスープ行ってみましょう。
うわぁ、やべー、、これ凄いぞー、、。
口に含むと先ず貝が来ます二枚貝だ、そして真鯛などのアラ炊きのコクと。
追い打ちをかけるように豚鶏の動物なのだが、これが絶妙の主張しない加減でイノシン酸を加えてくる。昆布や香味野菜や乾物のグルタミン酸が充足して、そこへ貝のコハク酸だぁ、、。
なんだこれ、期待以上の旨味がたーーーっぷりの塩スープです。
味変具材が乗っているのもポイントか。
ポルチーニ茸のペーストとの事、ベースになっているオリーブ油に紛れてしっかりとしたポルチーニ茸感はそれほどでも無いがこの量なので味変というよりも途中の味のせといった感じでしょうか、なので初めから溶いてはダメですよー。
もう一つのペーストは。
トマトペーストだという。
酸味が結構残っていて梅肉みたいな感じもします、これも麺に乗せてツルっと食べれば味の変化が楽しめますね。
チャーシューが凝っていて2種類乗るのですが。
イベリコ豚のバラチャーです。
もうね、脂身の旨味甘味ですよ、この脂の量でも全くしつこくなくってうま味が噛み締める度に来ます、量は少ないですがコストかかってます。
もう一種は。
豚肩ロースです。
これも見た目よりも肉厚で、適度に入るサシが赤みの旨味を増強してくる。
どちらもうま味たっぷりで、もう270円で肉が倍になる肉ましメニューも有りますのでそちらをお勧めですかね。
麺はフスマ(全粒粉)を練りこんだ細いストレート麺です。
これ普通に茹でてきていますが後半スープ吸ってダレてきちゃう、もっと固めに茹でて来た方がパツっとした始めと後半まで伸びることなく食べられると思う。
でも小麦感も十分でおいしい麺です。
メンマが穂先メンマなんですよー、これも原価高いのですが使ってます。
ただ形状を残した長いものでは無くて刻んであるもの、なのでB級規格なのではと思うがこの細かくなっているのもまたいいんですね、意図してそうしているともとれるような内容でした。
いゃあ参りましたねー、これ個人店でこの値段で出していたら行列するんじゃないですかぁ。
それくらいの拘りのクオリティがありました。
不思議なのはこれだけの旨味の重層なのに化調感が少ないんですよ。
食間も食後も感じるうま味成分にあの化調感が少ない。
たしかに現在は自然界より抽出したフレーバーも沢山出ています、でもそれらは化学調味料と比べればかなり割高だ。
全てでは無いですがそういった食材も使っているのだろう。
いやぁ、これは花月嵐なんてチェーンを軽蔑している輩には食べてもらいたい出来ですよ。
本当に美味しいと、誰が食べてもそう思うことが出来るラーメンだと思いましたぁ。
でもこれ、ここまでの拘りを食べて感じる方ってどのくらいいるのでしょうね。
と言う事は花月嵐の限定再現メニューはラヲタ向けのメニューなのでしょうかねぇ。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー。
追記
そうなるとまだ食べていないこちらも気になりますねー。
けやきさんは3年前すすきので寒い中食べた美味しい記憶がまだあります。
無くならないうちに食べておきましょうね。
でもコーンバターにはしませんよー(現地札幌で味噌ラーでこれ食べている方見たことありません、観光客用なのでしょうか)、ノーマルを食べてきますね。