当方の生息する地域は東京都墨田区の北側、。

とはいえほぼ中央にあるスカイツリーにはチャリで10分もあれば行ける距離です、。

帰ると玄関前にこいつはいた、。

 

 

というよりその使命を全うしたか姿そのままに生命を終えたばかりのようだ、。

立派な♂のギンヤンマです、、。

 

墨田区の北部は東に荒川河川敷、西に桜で有名な隅田公園と緑の多い川沿いに挟まれています、。

水場もあるのでトンボの生息には十分な環境で、盛夏にはシオカラトンボとその♀の麦わらトンボ、。晩夏から初秋にかけてはアキアカネがよく飛んではいますが、。

流石にギンヤンマはここ何十年も見た事は無かった、、。

見た時にはわが目を疑ったほど珍しいと思った次第です、、。

 

私の子供のころはそれは沢山トンボも飛んでいて、数は少なかったがオニヤンマだっていました、。

虫取り網で捕まえると勲章にして友達に自慢したものです、。

その勲章とは、シャツの胸ポケットの所にトンボを噛み付かせるんですね、、。

そう噛むんですよこいつら、指先噛まれると出血するくらい力は強い、。

 

そうして噛み付かせてから胴体をひねって取っちゃうの、トンボのあたまだけがシャツのポケットに噛みついたまま付いているんですねー、、。

 

これをずらりと並べて自慢し合うんですね、何とも残酷だが子供のやることって時にはこういう事もありだったんですね(もちろんそのまま帰るとおふくろにしこたま怒られたが)、。

ヤンマは頭がでかいので立派なんです、なので競って取り合ったがやはり数は少なかったなぁ、、。

 

 

しっぽの根元のブルーがまだ綺麗だ、生きている時は体の緑ももっときれいだし尻尾も模様がもっとはっきりしています、。


こんな事郊外にいる方は何とも思わないでしょうが、私が生まれ育ったこの地でギンヤンマを見たのは半世紀ぶりなんですよ、。

都会は高度成長期にスモッグやら汚染排水やらで一気に自然が無くなっていった、それを目の当たりに見てきたわけなので今回の発見は本当に驚きました、。

この都会の中で、子供たちがトンボを、ヤンマを追いかける日が近くなったようでなんだか嬉しくなりましたよー、、。

ただし勲章は、、、命の尊さ、やってほしくはないですね(反省しております)、。