私のCB72は単にレストアではなく、今現在のCB72を楽しみたいという観点から通常ではやらないような改修がしてあります、。
それは昔5万円で買ったド中古のこの車両でさんざ走って、最後は俄かレーサーにしてタイムトンネルにも出ていた、。
そして幾年か経ち改めてこのバイクの本当の魅力を現在の仕様で確かめてみたかったのである、。
そしてエンジンが77のtype2であるという事、。72のtype1は当時乗っていて分かっていたからどうしてもこの仕様に乗りたかった、。それは正解で一般道を走るという事においてはこちらの方がはるかにフレキシブルで楽しい、。
私のCB72を見てまず目に付くのはタイヤだろう、一番思い入れのある部分だ、。
タイヤはまず旧車の定番ではなく現在のスタンダードより車重を元にチョイスした、。
選んだのはBSバトラックスのBT45だ、、。
SR400等様々なバイクの標準タイヤとして採用される定評のあるタイヤである、、。
タイヤサイズはフロント90/90-18、、。
リヤは110/80-18です、。
ノーマルと比べると3サイズアップしているが車重からすればこの組み合わせが今です、。
同時にリムもフロント2.15に、リヤは2.50にサイズアップしている、。
定評あるタカサゴ製のアルミHリムでスポークはKIWAMIブランド、。甲高になったリムに合わせ少し詰めてある、、。
こんな太いタイヤを履いているとかなり走りに影響がでると思われそうだがさにあらず、。
至って素直でしっくりした乗り味だ、ヒラヒラ感は薄まった物の安定した走りを楽しめる、。
何よりこのタイヤの特製か縦溝に影響されにくくなっているのがいいですね、なにより安心できるのが進歩だろう、。
リヤサスはコイルが剥き出しのスポーティーな物に、、。
メーカーはKONIが資本変更で改名したIKON製の物、。
CB250-350、400F、500Fといったバイク用となっている物、流石に500Fには柔すぎると思うのだが、。
3レートの可変ピッチで初期からの作動も良く、元から固めのフロントとのマッチングも良いと思う、。
何よりレーシーな外観がいいですね、。
電装系はハーネスをすべてリプロで交換、1.25sqと一回り太い配線を使用している、。
点火器系はポイント、コンデンサ、コイルをリプロの新品に、そしてセミトラである、。
実績と定評あるKYUKONブランドの物、強い火花で常に一発始動でアイドリングの安定も早い、。
パワーもしっかりと出ているのでC72の方で行った16v化は見送っています、。
マフラーはこれCB72のオーナーさんならだれでも知っているデッズスペシャル製の物、。
特徴はモナカという作り方だ、。プレスで半分づつ加工した物を張り合わせて作るこの方法は大量生産に向いている、。
だが高々数百といった生産数では高価な金型を作らなければならないこの方法は至ってコスト高になる、。
エキパイ込みで約9万という価格はおそらくそれ程の利益は出していないのではと思う、。
これはオーナー前島氏が当時メガホンマフラーで生産されていたらこうなったのではないかというご自分の理想を追求したからではないかと思うのだが、。
景気の良い音を出すがアイドリング時はノーマルと変わらず、今のところその手の機関からのお咎めは有りません、。
前後のショートフェンダー、リヤはYキットのアルミフェンダーだ、、。
シートと共に純正Yキットのもので貴重な物です、。
フロントフェンダーはノーマルをぶった切ってある、、。
取付は前後反対に、これはステーが1本になりノーマルだと緩んだ時に後ろが下がってタイヤに食い込む危険があるから、。この辺の危機管理は商売柄直ぐに気付いた、。
ハンドルはノーマルより角度の付いた物、手首の負担はこちらの方が幾分か楽だ、。
マグラのパワーレバーに汎用の左ハンドルスイッチでウインカーをこちら側へ、、。
右ウインカー使いこなしてこそなんて言う方がいらっしゃいますが、スロットル操作とウインカー操作が一緒に出来なくなる、。これは現在の都市部での交通事情では危険ですらあるので即この仕様にした、。
そしてインジケーターだ、、。
自作したのはやはり消し忘れ対策、ニュートラルランプが晴天下で見にくいというのも有る、。
だが現在のLEDは光量不足でより高輝度の物に交換予定です、。
喧嘩メーターで無いのも私の趣向で、子供の頃の記憶というのも有るが昔乗ってたのが喧嘩で読みにくかったから、実用優先だしこちらの方が好みだ、。
77用のエンブレムは盗難防止にトルクスビス使用、、。
こんな物も作った、。
タイヤ付きのスタンドだ、これにより自立しながら押引き出来ます、。
車に積む時にウインチで引っ張れば何もしなくとも車載出来るようにと作った、、。
スイングアームを掴むので安定している、少しの傾きを支えるだけなので応力は殆んど無い、。
組み立て式なので携行も楽だ、、。
さて、備忘録的に綴りましたが他にも手の入った部分は多々あるのですがここまでといたします、。
後はYキットのステダンですが、これはロッドからカラーからすべてそろった物を数年前に入手済、。
ただこれやっちゃうともうCB72に関しては全て終了しちゃうので躊躇しています、。
まぁチャッチャとやって走りを楽しむ方に全力にしましょうかね、、。
長崎のCB72ユーザーのブロ友さんの記事に触発的に綴りました、。
長文お付き合いいただきありがとうございました、、。