大勝軒といえば山岸一雄氏が作り上げたもりそば(つけ麺)の超有名店だ、。

それが何故かレトルトカレーになっている、神田カレーグランプリに優勝した店のシリーズでだ、。

 

 

パッケージにはお茶の水大勝軒の名が有ります、こちらは東池袋直系で山岸氏本人も当初運営にはかかわっていたお店だ、。

こちらではカレーライスもメニューとしてある、というか東池袋でも当初はあった様なのだ、。

ただ現在は閉店しているようでやはりコロナの影響か、今年テレビで見たのだが、、。

 

 

カレーライスはもりそば、ラーメンとともに提供されており午後3時からはクラッシックシリーズとして東池袋大勝軒当初の味で復刻版もりそば、復刻版ラーメンが出されていました、、。

 

話をカレーに戻します、。

 

 

目玉焼きを乗せた、、。

食べて見るとこれは至って普通のカレー、安心して食べられます、、。

お店の物と言うよりも家庭の物に近いか、S&Bのカレー曜日中辛に近い、、。

 

 

具材は豚肉、ジャガイモなどがごろっと入ってる、この辺も家庭的というかカレー曜日っぽいかな、。

内容は良く美味しいですがこれといった特徴は感じられませんでしたかね、。

ただパッケージにも有る様に、懐かしい昭和の味をお楽しみくださいとあるのでそういう事なんだと思います、。

 

最近のレトルトカレーだとハウスから出ている食べログ100名店シリーズの魯珈さんの物と旧ヤム邸さんの物が秀逸でスパイスが芳香でおいしかったですよ、。

 

 

神田カレーグランプリは第一回目の優勝日本の欧州カレーのパイオニアといえるボンディさんや、第二回目優勝のマンダラさん等実に納得な受賞なのですが、。

3回目以降は何故か資本系のチェーンばかりが優勝して、味というよりコスパを重視したような結果になっています、。

オフィス街であり学生街でもあるこの地区なのでこのような結果になっているのだと思います、。

 

 

 

追記、長いので興味のある方お読みください、。

大勝軒は昭和22年長野から上京した蕎麦職人であった青木氏3兄弟と山上氏、坂口氏が共同経営で開業した丸長が起源です、。荻窪にバラック作りでの店舗で開業された、、。

荻窪丸長は健在で目白丸長はつけそばが有名で今も並びのこれまた人気店です、。

その荻窪丸長から昭和26年に坂口氏が独立したのが大勝軒なのですね、中野で営業を始めます、。

その開店時一緒にやってくれないか呼ばれたのが、向島(私の地元だ)の町工場勤務で上京していた坂口氏の従弟の山岸一雄氏だったということです、。

街中華の形態でこのころすでにカレーライスは有ったようです、。

店は繁盛し坂口氏は昭和29年に代々木上原にも店を出してそちらを本店に(現在も長男さんが引き継いでます)、中野店は山岸氏に任されます、。この頃(昭和30年頃)賄いで食べていたつけそばをメニューに出したようです、。

山岸氏は昭和36年に中野店から独立し東池袋大勝軒を開店しています、。

当初はもりそば(それまでのつけそばをもりそばに改名)、ラーメンだけでなくチャーハンとやはりカレーライスは有ったようです、これを復刻したのがお茶の水店のカレーライスだったようです、、。

そんな思いを馳せればこのカレーも美味しく食べられますかね、、。

 

ここでつけそばについて、。

昭和34年に丸長のOBで丸長会のれん会を創立、こののれん会でつけそばの研鑽が行われていたようでそれが現在丸長のつけそばとして発展しているようです、。

連日行列を作る目白丸長で食べましたがつけ汁はあっさりで甘み酸味が有るもの、これもとっても美味しかったです、割スープはブーメランでした、。

山岸氏が現在も続く茶濁したつけ汁にしたのは昭和も後半に入ってからのようで、お茶の水大勝軒が無くなってしまった今復刻版もりそばは食べなれないですが、。

この目白丸長の物が東池袋大勝軒開店当初のそれに近いのではと思っています、、、。

 

長文お付き合いいただきましてありがとうございました、。