今回は日本蕎麦のカップです、共に定評ある日清食品の物、、。
神田まつやさんは明治17年創業の老舗、蕎麦好きならば誰もが知っている名店中の名店だ、。
対する(対決しているという意味ではなく)虎ノ門湊屋さんはラー油を合わせるという革新的な蕎麦を出し、しかも立ち食いという形態で常時並びの絶えない人気店でした、、。
だが2年ほどまえに突如閉店したのだが、現在は湊屋2として大手町でやはり連日の行列店として営業しています、。
先ずはまつやさんの物から、鴨なんばんそばです、、。
もう何度も行っているお店ですから期待も大きいですよー、。
これ実はかなりのストック物で、右側に明るい一年と書いてある様に昨年暮れに入手した物、、。
カップ麺の賞味期限は大体半年なのでまだ大丈夫です、、。
トールカップなのでトップには小袋が付きますが、これはラーメンのような調味油ではなく柚子七味が付いていました、。
内容は、、。
何やら肉っぽい物が入っています、これは鴨肉??まさかねぇ、、。
出来上がりはー、、。
お出しのいい香りに柚子の香りが乗っかって美味しそうです、、。
では実食、、。
つゆはサラリとしている物の江戸蕎麦ですから醤油と返しはしっかりと効いています、勿論荒節風の出汁感も十分、、。
どん兵衛で培われたノウハウは十分に生かされています、おいしー、、。
ただ鴨の風味は乏しいかなぁ、南蛮(ネギ)の主張もその量と共に少な目だ、、。
乗っている白っぽい物の正体はやはりチキンの加工肉、鴨じゃ無いですね、コスト考えれば当たり前なんですけどね、。
めんは油揚げ麺ですがそこは手慣れた物、挽き率の高い田舎風を演出していて食感風味ともいい、。
勿論油揚げ麺らしいインスタント麺さは有るのですが、それほど気にならないのは流石です、。
でもまつやさんの物とは違いますが、汎用しなければならないのでこれはこれでという事で、、。
でもどん兵衛の物よりもより正方形な成型で歯切れがいい感じてすね、、。
この名店の監修がどういうふうにフィードバックされているかは解りませんが美味しいお蕎麦でした、、。
ただ鴨南というのにはいささか抵抗がありますかね、あの濃厚な鴨南の汁とはかなり違うし、。
一煮立ちする鴨南の汁には鴨油が浮いてそれが麺に絡むのが醍醐味なんだと思う、日清さんならフレーバーなりで上手に再現して欲しかったですね、。
湊屋さんのはどうでしょう、、。
伝説として虎ノ門湊屋さんの名を冠したのには何かわけが有るのでしょうかね、。
先に記述したように一度店を閉め現在は大手町湊屋2として営業していますが、2ってのがパッケージ的にダメなのかなぁ、。
こちらには特製ラー油としっかりと書かれた小袋が乗ってきます、。
内容は、、。
何やら薄っぺらい肉片が入っています、。
そうか、湊屋さんのトップメニューは確か肉蕎麦でしたねー、、。
出来上がりは、、。
沢山あった肉片は何故か沈んでいます、特製ラー油はこう見るとそれ程でも無いようですがかき混ぜると表面一帯を覆う位沢山入っています、。
香りからも濃厚な汁なのが感じられますねー、、。
蕎麦なんだから先ずは啜ればいいじゃない、といわれそうですが、ここはラーメン同様汁から行きます、、。
こちらはもっと醤油が効いて濃い出汁で甘目になっています、そこへラー油がかなり効いてて辛くて旨い汁になってる、。
それも出汁だけじゃなくて何か動物系の下支えを強く感じますねー、、。
カップに記載されている成分表を見ると、チキン調味料の表記発見、、。成程なので動物を感じたのですね、、。
麺はまつやさんの物と同じもののようですね、これについては前述通りでおいしいです、。
こちらのほうが濃厚で味の方向性がはっきりとしていて美味しかったですねー、、。
現在も発売されていますから無くならないうちに食べて見た方がよさそうです、。
ただし辛さはそれなりに有るので耐性の無い方は注意ですね、、。
まつやさんのについては美味しかったものの柚子風味であっさりとして肝心の鴨南蛮を感じられ無かったかなぁ、。
もっと鴨肉一煮立ちさせた風味と油が欲しかったですね、、。
湊屋さんのはお店で初めて食べた時のインパクトは感じられると思う、甘めの濃い醤油とチキンエキスの効かせ方も絶妙でした、。
蕎麦はどちらもどん兵衛よりも1.5ランクくらい上といった感じでしょうか、、。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー、、。