これは九州行の帰りに停泊した岡山の夜です、、。
この市内も何度か訪れていますがこの西口側は初めでです、、。
ホテルから歩いて間もない所に引っかかるお店が、これは今までの経験からまず間違いなく美味しい店オーラを発していますよー、、。
こういう佇まいはもう何十年も続いている証、絶対に外さないと確信して入店です、。
こういう異国の地での初方って普通ドキドキしますよね、私は変なのかワクワクするんですねー、、。
店内はやはりの落ち着いた年季の入った造り、私よりもちょっと若い壮年の男性二人での切り盛りのようです、、。
カウンターは10人ほどのキャパ、2階もあるようですよー、、。
先客は私より上とみられるご夫婦と、40代くらいの男性に30前半の女性です、同伴出勤ですねー、、。
カウンター奥に着座です、メニューボードには本日のおすすめの品がマジックで優に20以上書かれていますよー、、。
当然値段なんて書いてはいない、。そう、寿司屋は同じものでも客によって値段が違うのが当たり前ですからね、野暮は言いっこなしですよー、、、。
この時期の岡山と言えばもう鰆(さわら)だ、刺身にタタキと、、、。
ではタタキを塩でお願いした、、。
いやぁ、流石に本場はかなりの厚切りで出してきますよー、、。
ニンニクを乗せて頂きました、生姜も良いのですがこちらのニンニクは関東の物よりもきつく無いのは知っていますからねー、、。
鰆は身崩れしやすいので関東ではその食感と共に生ではまず食されない、、。
確かに新鮮であっても柔らかくてピンと角が立つような刺身にはならない、、。
熟成する江戸前では尚の事で、見た目食感からやはり西京味噌などの焼き物が主流だ、。
だがこれが食べて見ればねっとりと、まとわりつくような食感に旨みが舌を覆う、、。
タタキは炙っているのでその香ばしさも加わってかなり美味しいです、、。
店主さんはもう旬は終わってこれが最後かなぁ、だってー、。いい時に訪れましたぁ、、。
つづいてはこれからが旬な太刀魚、塩焼きにしていただいた、、。
そう、こちらはお勧めの魚を好きな食べ方にしていただけるんですねー、、。
なので刺身で食べられるのを焼き物にするのはもったいないかと思うかもしれませんが、。
私は太刀魚は焼くなり煮物なりの火を通した方が美味しいと思う、、。
もうこれがですね、パンパンに太った太刀魚なんですよー、、。
店主に聞くと、大きさよりも肉厚りものを仕入れてますとの事、。
そう、長くてもぴらぴらなのよりも肉厚で脂の乗った物の方が数段美味しい、、。
因みに長くていぴらぴらなのは身が縮まない煮つけなどにした場合は見た目の量が取れるので大衆食堂などが仕入れていくんですよー、、。
地の真蛸の唐揚げ、、、。
往路の尾道の安広さんでも食べましたねー、、。
勿論刺身でも行けるものですよ、、。こちらは安広さんよりも薄く作ってあって食感が違いますねー、、。
当然日本酒になっています、銘柄は勿論千福です、、。
古い方なら昔のTVCMで、ダークダックスが、♪せんぷくいっぱいいかがです~、ってやってたのを知っていると思うのですがねぇ、、、。
ひとしきり飲んで握っていただく事に、、。
にぎり小さくお願いしますって言ったらシャリ小握りっていってましたよー、、。
烏賊に赤身に寒ヒラメだ、予想通りに小さく握ってくれています、、。
イクラに海老に鯵、この鰺がいいです、、。
穴子は関西風に、焼いて詰め塗って海苔で巻いてきた、、。
これ初めてかなぁ、、。煮アナゴとは違う香ばしさの穴子でした、これはこれで美味しいです、。
最後この日の一押しだというサヨリを握っていただきました、、。
こちらだとサヨリは初夏からとまだ先が旬です、、。
やはりこちらは早いんですねと店主に、そうなんですかと、、。
あっさりとしていながら旨みはたっぷりなサヨリは握りにぴったりのネタですねー、、。
ここまで食べて見て驚いたのはこちらは良くある地方の寿司屋と違い新鮮で活かったネタでは無いという事、。
しっかりと頃合いを見極めてうまみが増してから出しています、、。
いや、これは良いお店を発見しましたよー、、。
先代はやはり地元の名店と言われるお店で修行し、現在はそのご子息兄弟でやっているんですねー、、。
お兄さんが握りを主に、焼き物揚げ物などは弟さんの担当と、、。
これが良いコンビネーションで、お話も上手手お客さんを飽きさせないと、、。
なのでこの後も入れ替わりで常に満員状態と、良いタイミングで端っこに入れてラッキーでした、、。
お値段はビール飲んで酒3合飲んで7000円と納得のお値段、気に入りましたぁ、。
また来ますと店を後にしましたが、私本当にまた行くの確定ですねー、、。
途中係留地の楽しみがまた増えましたよー、、。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーー、、。