ここ東京の下町は寿司屋同様蕎麦屋も多い、、。
鰻屋や天ぷら屋も多くて、各町内には何件かあるのだ、、。
これでも昔からすればかなり少なくなった、。新しい家族体系が出前という素晴らしい文化を地元の街中では無く、ネットの宅配チェーンに依存しているからというのもある、、。
この周辺でもここ10年で2軒の蕎麦屋が閉店した、だが健在なところは残り勝でしょうかそこそこ繁盛していますよー、、。
ここもそんな店の一つ、国道6号水戸街道ぞいの、ともえさんである、、。
肉南蛮です、、。
南蛮とは長葱の事、江戸末期に海外から輸入されたので、南蛮渡来からこの名称になってる、。
ここはただつゆと一緒に煮ているだけであるが、。焼き鳥のねぎ間の様に小口切りの物を焼いて提供する店もある、、。
出汁の出る鴨南がそれはうまいが、この肉南も中々と思う、懐にも優しいですしね、、。
街中蕎麦屋さんの蕎麦の配合は5割が定番、、。
そう、蕎麦粉5割に小麦粉5割と半々だ、。ただ混ぜる蕎麦粉は甘皮まで挽いたいわいる田舎蕎麦のような物、なので蕎麦独自の色も再現できる、、。
まあ、一部の立ち食い蕎麦の麺の様に殆ど小麦粉で着色しているような物は無い、。
それは下町の街蕎麦はその殆どが自家製麺だから、毎日ミキサーですが製麺している、。
汁だって鯖節、宗田節の荒節を使って今でもちゃんと摂っています、、。
これだけは曲げられないと言う信念がしっかりと有るのですね、。
なので店により結構違いが有るんですよー、それが楽しいと、、、。
ここには蕎麦セットというメニューが有ります、、。
小丼ぶりに温、冷の蕎麦がセットになり、ご飯まで付いてきます、、。
温はかき揚げそば、冷は山菜おろしだ、、、。
正直ご飯いらない位なのだが、この白飯に蕎麦つゆを吸ったかき揚げを乗せるとたまらないんですよねー、、、。
七味を多めにかけるのも下町の伝統か、辛さよりも山椒や芥子の実、胡麻といった辛味よりも香りの多い物が主となるのがこちらの七味の特徴だろうか、、。
暑くなって来れば当然冷やしメニューが出てきます、、。
私が最近はまっているは、、、。
かき揚げぶっかけそば、、。
ここ10数年の讃岐うどんの脚光の影響でしょうか、こんなぶっかけメニューもさりげなく取り入れていますよー、、。
かき揚げは見たように具沢山で、薄衣で大きいのがドンと乗ってきます、桜エビ(オキアミですがね)が香ばしい、、。
当然揚げたての熱々、それが冷えた蕎麦と汁との対比でとっても美味しいんですねー、、。
やはり日本人は、蕎麦とは離れられない存在なのでしょうねー、、。