先日の豊洲でのエンコから、いやもっと前の下館ラーメン行からおかしいと思っていたパーツ、。
それは燃料コックで、どうもリザーブにするとガソリンが落ちてこないようなのだ、、。
C72含め、設計の新しいCB72を除くこの頃のホンダのガソリンコックは評判の良いものでは無いのだ、。
取り外してバラしてみると、、。

外して上から見た所、、。裏面は細かい真鍮メッシュのストレーナーになっています、、。
右の本体3つ穴の開いたパッキンは何とコルクである、1950年代の設計なので、経年ですぐにダメになるは有名です、、。
リプロでリペアパーツが出ているのもそれだけ需要が有るという事でしょう(オールドホンダファンは世界中にいますからね)、、。
説明していくと、、。

コルクパッキンに3つ空いた穴の右がリザーブ、左がオンです、、。
中心の穴は切換レバーが回転する中心軸の穴になっています、、。
レバーを取り付けるとこんな感じ、、。

オン側の孔が長孔になっています、多少位置がずれても流通するようにだ、、。

装着するとこんなふうに、、。


オン側には当然パイプが付いています、、。
つまりこの機構はコルクとゴムの圧縮反力により切換プレートに穴の開いたゴム面を圧接させてガソリンを切り替えている、、。
なので作動が重くて耐久性もないと、、。
パッキンが老化すると燃料がレバー部分から漏れちゃうんですね、、。
私は今をちゃんと走れることを第一にしており、オリジナルに拘る気は無いので交換します、、。
現在主流の1/4in仕様のコックを取り付けるアフターパーツが有るんですねー、、。

サクッと交換です、、。
これはレーザーでカットした2.3ミリの鋼板に1/4inのタップを切ったパイプを溶接したもの、オクで手に入る、。
海外ではNCで削りだしたアルミ製の物も有るようですが、見える場所でもないので鉄で良いかと、、。
ただですねーーー、、。

パイプの取り回しを考慮するとレバーが進行方向側になってしまいます、、。
まあしょっ中操作する場所でもないし、他社製でちょうど良いものが見つかったら交換位で良いでしょう、。
これでオケと、走ってみましたが、、、。やっぱり止まる、、。
ぐずりだして段々酷くなり止まるという、ガス欠の症状で止まります、、、。
だがしばらくしてエンジンかけると動き出すんですね、なので電気系では無いと、、。
電機は火花が飛ぶか飛ばないかですから、始動性もよく火花は元気ですしね、、。
昔カワサキメグロSGに乗っていた時に同じような経験が有ります、、。
それはかなり単純で、タンクキャップのブリーザーの穴が詰まってたんですね、、。それでガスが下りるうちに空気が入ってこないわけですからタンク内の気圧が下がって下りて来なくなるというものでした、、。
でもタンクキャップはリプロの物ですが交換してるんですよねー、、。

ゴムを含めて綺麗でしょ、これかなぁ、、。
ちなみにブリーザーの孔はこんなにちっちゃい、、。

でも250ccのバイクなんてこんなもんでしょう、事実CB72の方は同じもので何の問題もないと、、。
一応変えてみることに、、。
これまたタイ製の部品ですがホンダの純正品です、、。

キー付きのキャップでこれ現行のタイホンダ製バイクにも使われている物、、。
CG125なんかについているんですね、、。
でもこれは当時物のリプロかもしれませんね、キーが古いタイプの物が使われています、、。

当時オプションで鍵付きのキャップが有ったそうで、そのリプロ品でしょうかね、、。
一時CBの方に使っていたので動作は間違いないですから、これで様子を見てみましょう、、。

まだまだやることはいっぱいです、、、。
寒い時期に片づけて、温かくなったらのんびりと走りたいですねー、、。