CB72やCⅡ72といった旧車は走り始める前に儀式が有ります、、。
それは現在のバイクや車では信じられない事なのですが、機械の本質で実は当たり前のことです、。

それはエンジンが温まった時と、冷えている時とではアイドリングが変わるのです、、。
温まっていればオイルの粘度とか各部の摺動抵抗が減りますからアイドリングは冷間時より上がります、。

車両が走った後は当然温まっている時のキャブセッティングになっていますので、アイドルストップスクリューでアイドリングを上げておかなければならないんですね、、。

そして走りながらだんだんと上がってくるアイドリングを下げていくという操作が必要なんです、、。

なので古いバイクのキャブのアイドリングストップスクリューは指で回しやいすようにローレットが切ってある、、。
CB72はツインキャブで左右のキャブの同調を見ながらなのだが、スクリュー自体にはアクセスしやすくて信号待ちなどでの操作はしやすい、、。

だかシングルキャブのCⅡ72はこれが奥まっててグローブをしたら操作は不可能な位置なのだ、、。

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この真鍮色に光っているのがアイドルストップスクリューだ、、。
これは各ジェットやニードル類と共にキースターのキットで新品にしている、、。
キャブが半分プレスフレームに入っちゃってるので届いても回せないのだ、、。

なので、燃料チューブを5センチほどに切って、このスクリューに被せた、、。

イメージ 2

この飛び出たチューブを回せばOKですよー、、、。
これ結構昔からあったアイデアなんですが、簡単ながら効果は抜群です、、。
旧車でお同様な悩みの方、お試しあれですよー、、。


追記
つまみのマイナスの切れ目に5円玉をはんだ付けしてつまみにするという改造もはやりましたね、。
ただCB72はチョークレバーに当たって左側は出来ませんのでご注意を、。でもCBはそのままでも問題ないですからね、、。