さて冷麺である、、。今回食べたものは冷麺単体で注文の物ではなく、料理の〆に出てきたものです、、。
なので具材や麺量は少ないので、その辺了承して見てください、、。
単体としての冷麺は、それは麺が見えない位に沢山の具材が乗った豪華なもの(でもせいぜい800円位)ですからね、、、。

冷麺はもともと朝鮮北部の物で、オンドルの利いた部屋で食べる冬の物なのだそう、、。これはびっくりですね、。
これが朝鮮戦争により南軍側に逃げてきた方たちにより南部にも広まったのだそうです、。

大体どこの店に行っても基本が2種類あってそれぞれにトッピングとなります、、。
今回紹介する〆の冷麺はこの基本の物となります、、。
そのうちの一つが水冷麺というもの、もう一つはビビン冷麺で赤く辛い奴ですよー、、、。
これらにはルーツがちゃんとあるんですね、、。

水冷麺の方はもともとは平壌(ピョンヤン)冷麺と呼ばれているもの、、。
平壌冷麺は麺にそば粉を多く使い、それに小麦粉と芋などで作られたデンプンが入る、。
そう、このデンプンがあの独特の腰をもたらすんですねー、、、。
スープは済んだ塩スープで、日本で一般的なのはこちらの方ですね、、。

もう一つのビビン冷麺は成興冷麺と言いこれも地方の名前です、、。
こちらの麺は白っぽく芋、トウモロコシなどのデンプンが多く配合されていて、噛み切りにくいほどの食感の麺です、。
で、これを豆板醤ベースの甘辛たれに混ぜて(ビビンして)食べるんですねー、、、。
今回はうまい具合に特徴のある2種類が食べられました、、。


水冷麺です、(しつこいですが料理の〆用に麺、具とも少ないです)、、、。

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つゆが入ってませんがこれは別添えで霙上になった冷たいものが提供されてきます、、、。

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シャーベットのようなつゆでキンキンに冷たい、これからのシーズンにはよい演出ですねー、、。

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説明したようにそば粉が多い黒っぽい麺、平壌冷麺の特徴ですねー、、。
でもあのぶつもちっとした食感はやはり韓国冷麺です、、、。
そのスープがですねー、、。これが牛骨の旨みがたっぷりなもの、かなり美味しい、、、。
それと昆布の旨みでしょうね、塩気が少なく角がないので冷たくてスルスルと行けますよー、、。
かなり焼き肉を食べた後なのですが、するっと食べちゃいましたぁ、、、、。



ではもう一つの、ビビン冷麺はどうでしょうか、、、、。
これはカルビチムを食べた時の〆です、、。

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玉子の下の四角いのは味付き牛肉、どうも業務食材のようですね、、。

これは成興冷麺系なので麺の色は白っぽい、で、、、ものすごーーく細いんです、、、。
この細麺は成興冷麺の特徴でもあるのだがいかんせん細過ぎる、素麺よりも細い、。
製麺は伸ばすのではなくところてんのように押し出して作るという、なので機械が発達するともっと細くなってきていこのようになっているそうです、、。
でもこれ細すぎじゃないですかぁ、でもデンプンのグルテンがたっぷりですから噛み切れない位の弾力なのですよー、、。

こうして食べるんですね、、、。

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はい、韓国料理にはハサミですよねー、、、、。
これでチョキチョキと大まか刻んでから食べます、これならば噛み切れなくても大丈夫ですねー、、。
甘辛なコチュジャンたれで、やはり牛骨の清湯ベーススープと、、、、やはいまいうーですよー、。


今回この2種類を食べてみて、韓国冷麺について今まで何も考えずに、ただのその店の特徴と思っていたものが、。もっと伝統のある系統が有っての食べ物だったことを知ることが出来ました、、。
これから日本で食べるときも、これらのことを思い美味しくいただく事としましょう、、、、。

おいししかったです、ごちそうさまー、、、、、。