梅雨だというのに関東地方はパラバパラ降るだけでダムの貯水量は日々減るばかり、、。
このまま行ったら本格的な夏になったら大変な事に、、。いつもは困る台風も今年ばかりは期待しますね、、。
とは言え被災地九州地方は大雨との事、こちらは大事無ければと願うばかりです、、。
さて、そんな梅雨時に旬を迎える魚と言うと、まず思うのはイサキですね、、。
イサキは今が産卵期、産卵を迎える魚は卵や眞子に栄養分を取られて身は美味しく無くなるのが普通、、。
ところがイサキはこれが無い、それどころかこの卵と眞子(白子)がこれまた美味いのだ、、。
近くの角上魚類に行くとー、一番目立つところへ鮮度良い良型なのが並んでいますよー、、。
塩焼きが定番でこの魚は皮と身の間の部分に旨みが有る、、。なので刺身にするときは鱗を取って焼き霜(皮目だけ焼いて冷水に取る)にすると美味しいんですねー、、。
ただ都会のこの辺の方は今がイサキの盛と知っている方が少ないか、あまり売れていないようです、。
一匹600円と言う値段も影響しているようですね、家族で食べるのに人数分だとちとお高いですよね、。
ではもう一つ旬を迎える魚を、それがイワシなんですねー、、、。
マイワシは産卵期の関係で冬も脂が乗りますが、今の時期にも脂が乗って来ます、、。
なので今時期のマイワシを梅雨イワシと呼ぶのです、、、。
こちらは1匹98円、流石に庶民の味方です、一時期漁獲量が減り高級魚並みになってましたが、。各漁協の努力などにより現在は安定した漁獲量を確保しているようです、、。

サクを見て美味しそうだったのでカツオも一緒に買って来た、、、。
見てください、真白く脂の乗ったイワシの身、、、てらてらと光ってますよー、、、。
食すとー、、んーーーーまーーーーーい、、。もう最高です、、、。
カツオの方は、、。あっさりとしてこれまた美味いですねー、、、。このカツオ、血合いが少なかったので買って来た、なのであの独特の血臭さが少ないです、、。なので連れもマイウーとの事、、。
まあ、私にはちょっと物足りないかもですが、今時期のさっぱりしたカツオもいいですねー、、。
暑くなるとこのカツオ、氷水に味噌を溶いて、酢と砂糖少々に胡瓜や茗荷、生姜等の香り野菜を入れて、そこへカツオのブツを入れて作るガワ汁(ガゴ汁とも言う、漁師料理で地区により名称変わる)と言うのが静岡に有って、これが暑い時にさらさらと、とてもおいしいんですよー、、。
沼津の仲買だった母の実家では、もうポリバケツで沢山作ってみんなにふるまったりしてましたねー、、。
そしてこの東京で迎えるもう一つの旬の物、、、。
それがこれです、、。

葉生姜、、いわいる谷中生姜です、、、。
東京はいま谷根千なんて地域がブームになってまして、先日そば食べに行ったところです、、。
その中の谷中地区、江戸時代にはこの生姜の名産地だったそうで、それにあやかってか葉生姜の事をこちらでは谷中生姜と呼んでいます、、(ちなみに生姜は、小さいものからはじかみに使われる筆生姜→この葉生姜→ガリに使われる新生姜→それを半年から1年寝かせた根生姜となる)。
これは2杯酢に漬けておいたもの、私は味噌に付けて食べるよりもこのほうが好きだ、、。
漬けてから数時間でこのように酢が赤く染まってくる、そうなったら食べ時だ、、。大き目なのは漬かりやすくまた食べやすいように2つに割って漬けるのがコツでしょうかねー、、、。冷蔵庫で冷やすと更においしい、。
となると当然こうなります、、、。

力強い生酒が脂の乗ったイワシにぴったり、谷中生姜で口直ししてカツオにかぶつくと、、これまた合いますねー、、。
なので、、どんどん進んでしっかり撃沈させていただきましたよー、、。
あー、おいしかったぁ、ささやかでしたがとっても贅沢な晩酌でしたぁ、ごちそうさまー、、、、。