現在持っているフィルムカメラは今まで紹介してきた旧ソ連製のキエフやゾルキー等やライカなどのレンジファインダーが多数なのだが、、。
実は一眼レフもまだ持っていて、私の10代の頃の憧れであったニコンF2は今でも持っているのだ、、。

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F2はご存知の方も多いと思いますが前型F同様ファインダーが交換でき、そのファインダーとともに進化を続けてきた、。

こいつのモデル名はF2フォトミックAと言う、、。ノーマルのF2に露出計を組み込んだフォトミックファインダーAと言う物を組み込んだもの、、。AI-Sマウントと言うレンズの使用で、開放値と現在の絞り値を伝達し露出メーターを駆動するメカを取り入れたカメラでした、、。
このカメラが出た当時はもう自動露出のカメラは出ていましたが、プロ用であるこのカメラはマニュアル露出でのニコン最終モデルとなったのでした、、、。
ちなみにASと言うモデルが最終型なのですが、受光素子が違う物の(AがCDS、ASがSPDと新旧の違いが有ります)二つのLEDで合わせるASよりもメーター針で合わせるAの方が実用では私は使いやすく思っています、、。

装着されているレンズはAIニッコール28~45F3.5-4.5と言う、ニコンでは初の広角ズームだ、、。この後に出る28~50ミリF3.5と言うはるかに小型軽量でF値が変化しないズームよりも、。真面目に作られていたようで特に広角側での歪曲収差は少なくて現在でも十分に通用するレンズです、、。

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古い28ミリレンズを付けて見た、、この位のボリュームが良いかなぁ、、。
端正なF2の造形が良く分かるでしょうかね、、。

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このF2は当時のメカニカルで考えられた最先端装備を持っていて、、先の電池の件もそうなのだが、、。
一番はセルフタイマーを利用する10秒までのシャッタースピードでしょうかね、、。セルフタイマーレバーに数字が刻んであり、、ここで秒数を設定してレリーズのバルブ位置でレリーズを押しっぱなしするとセルフで設定した秒数でシャッターが閉じるという凝ったメカニズムを持っています、、、。
実際に使うことはまずないですが、作動させて悦に入るというのがほとんどのF2オーナーなのではないでしょうか、、。

ただね、ファンダーがね、、もうね、私のような老眼には暗くて見ずらい、視度補正を入れても結果は同じです、、。現在のデジタル一眼のファインダーを見てるとかなり違う、ピント合わせがとてもつらいです、。
実は裏技でF3のファインダースクリーンを入れるってのがあって、枠は違うのですがスクリーン部分の寸法は同じなので中身を入れ替えるとF3の物が使えます、。当然露出補正は必要で2/3段くらいの補正だったと思います、。

でもですね、ライカのV-LUX4を入手して以来、D300も含めて持ち出さなくなってきちゃったんですねー、、。
何たって、軽くて見やすくて写りも良くて高倍率なのでねー、、、。
人間楽な方に進むというよりも、、最新のテクノロジーは圧倒的に古いものを凌駕してしまうと、、、。

でもね、2Fを構えて、、シュッシュと2回で巻き上げて、シャッターを切ると、、、。
もうこれがとっても気持ちいいんですよねー、そうするとフィルム入れてみたいと、、、。

やっぱりメカニカルを極めたF2は、、、、とってもいいですねー、、、、、、。