当社は毎年地元の氏神様と成田山新勝寺に初詣でに行き、前年の護摩札を収め新しい護摩札をいただいてくる、。
これは先代がやっていたことを継承しているのだが、私自身年頭で気持ちをより正すという意味の方が大きい、、。境内の雰囲気が気を引き締めるようでとても気に入った場所であり、こう言う事も重要なのではと思う、。
 
前年はここでちょっと作品作りなどしたのだが、、今回は連れと一緒、、。
連れは大の鰻好きなのだ、、なので名の知れた名店へ行きましょう、、、。
川豊さんはテレビによく出る有名店ですが、この場所での営業は割と新しくて昭和42年から、。古い建物を改装して使っているようだ、。でも川魚漁と養殖で創業したのは明治43年と歴史は古い、、。
 
イメージ 1
 
今回は時間を合わせてきた、11時20分ほどとまだ昼の混雑が始まる前、、でもこの人だかりでもう並んでますよー、、。
お店の方に2名と告げると2階でよいですかとの事、、勿論と答えると階段上がってと、、。やったー待ち無しだ、。と言うのもこの店の二階へ上がる階段が凄い角度なのだ、、。なのでお年寄りには危険、、なので待ちの列は2階へ上がれない方達のだったんですねー、、。
これがその階段、、上がるのはまだ良いが下りるのは手摺つかんで厳重にですねー、、。
 
イメージ 2
 
2階は広いのだが1階は2階の1/3も無いくらい、なので混雑するんですねー、、。でも2階も結構入ってて我々の後数分で一杯になった、、。グッドタイミングである、、、。
相席なので正面の若いカップルがいちゃついているのを堪能(やだね年寄りは)しながら待つこと20分位か、、。
うな重上と肝吸いだ、、、。
 
イメージ 3
 
来ましたねー、前に来たのは連れが鰻が食べたいと、、ならばと車飛ばした2年前、、。夏の丑の日近くだった、。久しぶりだねー、、まったぁ、、なんてね、、。細かく挽かれた山椒を降りかけて、いただきまーす、、。
うん美味い、、。でもちょっと川の匂いが、、藻の匂いがかすかに感じられますねー、、。なんだろう、、。
 
鰻は業者から仕入れたのち問屋や店で養生という作業をします、これ見たことある方いるかと思うのですが、。
まあるい蓋の有るカゴに鰻を入れて縦に積み上げて、上から水を流しているやつ、、、。これで臭みを取るなんて言いますが、、。どうもこの方法は鰻を生きたまま餌を与えずに長生きさせる方法として確立した技術なのだそう、、。勿論きれいな水の方が変な臭いとか付かないから良いのは確かだ、、なので富士山の伏流水が豊富に湧き出す静岡県三島の鰻は美味いと、、、。
でも完全に鰻から元の肉質の匂いを消すのには半年はかかるとの実験結果もあると言う、、、。という事はこの鰻判っていての採用なのか、、
確かに天然の川鰻を何度か食べた事有るのだが、このように藻の香りがするものもある、、。琵琶湖の湖北で食したのがそうだった、、(ちなみに紅鮎と言う結構有名な割烹旅館でだ、又湖北の鯉や鮒、しじみなども藻の味がするので私は琵琶湖の香りと呼んでいる)、。
文京区の神田川沿い、石切橋と言う橋のたもとに鰻の橋本と言う店がある、江戸より8代続く老舗で別棟で卸もやっている、、。ここで鰻の会なる物を催していて、ここで食べた利根川の鰻もこれに近い香りがした、、(ちなみにここの7代目の弟さんが私の写真の師匠でもあり仲人さんなのだ)、、。
あえて天然ぽくこの香りのする鰻を使ったとしたら、そのように天然ぽく養殖している養鰻業者がいるという事なのだろうか、、、、。
 
イメージ 4
 
だれか店の方に聞こうと思ったのですが、、どなたも忙しそうなので遠慮しました、、。
これはもし次回もこの香りがしたなら確認してみましょう、、、。
 
嫌な香りじゃないんですよ、しかも気にしない方なら分からないくらいの物でしたから、(多分ほとんどの方は判らないかと)、。
ふっくらとして脂も蒸し落ちて丁度良い感じでした、、、おいしかったです、、。
ごちそうさまー、、、。
 
 
 
補足
琵琶湖の天然ウナギは、ダムで堰き止められた琵琶湖では海で産卵する鰻は生息しないので、。漁協が稚魚を放流しているそうです、。どこの稚魚かは特定できませんでしたが、日本で摂れたニホンウナギであれば問題はないと思います、、。