ビュレットセブンを早速390DUKEに取り付けた、、。
と言ってもやはり小林様が言っていた通り一筋縄では行かなかった、、、。
 
マフラーのステンレスカバーを外すことから始め、ノーマルの排気パイプにビュレットセブンを差し込んで見るがやはり半分ほどしか入らない、、。
まあ、端からポン付できるとは思っていないのですり合わせながら当たるところを削って行きましょう、、。
 
先ずはパイプの曲がる部分、ここは別パーツを溶接してできていて、、。その溶接のビードが盛り上がって当たっているのだ、、。
 
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アルゴンで付けていてくれれば奇麗なのだが手が掛かりますし腕も必要、で、半自動でこってりと付けてある、、。
なのでこの部分をサンダーで削るのだが、、、肉の薄いパイプなのでディスクサンダーでは無くハンディのベルトサンダーを使った、、。
 
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きれいに削れるだけ削ってから耐熱塗料で処理、、、、。
そしてビュレットセブンの方も削ることに、、、。
内部に位置確定用に2枚小さなチップが溶接してあるのだが、どうやらそれを削って行っても足りないので削り取った、、。
どうもビュレットセブンの曲がり位置と390本体の排気パイプの曲がり位置が違うようなのだ、、。
つまり個体によって結構差があるという事、、、こりゃ大変だ、、、。
なんとか丁寧にすり合わせながら奥までぴったりと挿入することが出来たが、、。今度はステンレスのカバーが取り付けらけない、、。
よく見ると穴の上下方向がきつくなっている、、なのでここもベルトサンダーの先を突っ込んで最小限で削り取る、、。
 
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なんやかんやで30分ほど、、やっと取り付きました、、、。
このすり合わせ作業この工具無しには絶対に出来なかった、、、ハンディベルトサンダー25ミリ幅、。
 
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もし取り付けを画策しているならば購入するか最近はDYIなどでも貸出工具が有るので是が非でも用意を、。
私は工具も削りどころの感も有りますが正直個人には販売しないって言う小林様の言葉通り、一般の方は提携店などに相談してのほうが良いと思いました、、。
 
さて取付結果は、、。
 
はっきり言ってそれほど目立つものじゃないですね、。
 
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で、気になるインプレッションですが、、、、、。驚きました、正に小林マジックです、、。
クラッチミートの瞬間からそのトルクの違いを感じます、、、。まるで排気量がアップしたかのようなトルク感です、、。
このエンジンにこんな素性が有ったなんて、、、、具体的には、、。
 
ここからは390DUKEオーナー様には驚きの事と思います、、、。 
60キロの定速走行が6速3500回転で普通に出来る!!、シングルの鼓動を感じながら淡々と走ることが可能、、。
3000より完全に実用になり低いギヤでの市街地などはこの回転数を中心に流すことも可能、2500からだって多少ギクシャクしますがタタタッて加速します、、。
もっとすごいのはただ単にトルクアップしているだけじゃなくって3000~10500のレプリミットまでがスムーズにつながっていること、、。いままでは意識してシフトダウンして6000~の痛烈な加速ゾーンへ入れていたのに、、。
スロットルの動作だけでそれが出来る、しかもトルクアップしているため1段高いギヤで7000位まで廻せば十分に早い、、。なのでそれほどぶん回さなくなった、、、。
もちろんあの6000を超えてリミットまでビーンと一直線な加速はそのままだから今までのように楽しむことも可能だ、、。
エンブレも少しフライホイールマスが増えたかのような感じで、多少ラフにシフトダウンしてもスロットルのつながりが良くなった、、。何より一低速走行でギクシャクしないのがいいです、、。
 
いや参った、、正直125や200に付けている方のインプレではそれほどでも無いような事書いて有るのが多い、、。だかどこかのディーラーが試験的に取り付けて、その効果が凄いと言うので買ってみたのだが、眉唾では無く正にその通りでした、。
排気の最終に取り付けて排圧をコントロールし充鎮効果を高めるこのディバイス、、。排気量、いや単室容量が大きい方が効果が高いのではと思う、、。
燃費の方もこれは期待が出来ますねー、、。
 
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中低速ではビックシングルらしさが出て、高回転はシングルらしからぬ一気な加速と、、、。
こりゃ一粒で二度美味しいバイクになっちゃいましたねー、、、、。
 
無理を聞いてくださったNGCジャパンの小林様、本当にありがとうございました、、、。