スエーデンが世界に誇るビクター、八ッセルブラッドである。
現在においても尚ファッション、モデル関係では現役で使われているフィルムカメラである、デジタル全盛期にこれは凄いことだ。
CMや映画などにもよく登場するので一般の方でも見たことが有ると思います、、。
 
私はこれで街中をスナップしています、特に地方の気になる街並みでは使用することが多いです。
独特の四角いフォーマットが好きで、重いしフィルムのショット数も少なく不便なのですがそれを上回る魅力がこのカメラにはあるのです。
 
イメージ 1
 
ブローニーフィルムというロールタイプの大きいフィルムを使います一本で写せるショット数は12枚だけだ、だからおのずと丁寧に撮る。
写る大きさは6センチ×6センチと真四角で面積は35m版の4倍くらいある、、。
フィルムカメラの映る大きさはデジタルの画素数みたいなもので大きければそれだけ情報の多い画像を得る事かできる。
 
カメラ本体は501cと言うタイプ、スタンダードなハッセルである、、、。
装着しているレンズはカールツァイス製のディスタゴン50ミリだ。
このツァイス製のレンズがラインナップしていることがこのカメラを6×6フォーマットカメラの最高峰に君臨させたと言っても過言ではないほど、、。
幾多の著名作家の作品でそのコクのある繊細かつ力強い描写は立証されている、、。
 
私は通常この50ミリレンズの一本勝負だ、、、。35ミリ換算で28ミリレンズに匹敵する画角と言われているが四角いフォーマットのせいか24ミリに近い感じで、これが街中での使い勝手の良さとなっている。
ズームなんかいらない、自分で動いてスタンスをとる、、、その場で動かずにズームで切り取るなんて言う無作法をこいつは許さない、、。
先ずカメラを覗かずに間合いを測る、、そしておもむろにファインダーを覗きピントを合わせ一気に切り取る、。
そんな作業がとても楽しい、、、。
 
シャッターを切るとファインダーは真っ黒になる、巻き上げなければミラーが下りないからなのだ、これはシャッターがレンズの中に有るレンズシャッターと言う機構の特色なのだがこれも慣れれば何という事もない物だ、。
このレンズシャッターはストロボの同調速度に制限が無い、なのでスタジオでのスタンダードになった、、。
 
オールマニュアルなので露出は自分で設定、露出計も付いていない、、。
長年やっていれば露出計なんか無くってもちゃんと撮れます、、保険で簡単な露出計持って出ますがあまり使いません。
 
上から覗き込むファインダーに映る像は左右逆像である、これはミラーで反射した像をファインダースクリーンに映すためにそうなってしまうのだ、通常の皆さん知っている一眼レフはペンタプリズムという物でこれを元に戻している、、カメラの三角形の頭の中にそれが入っているのだ。
さてその左右逆像もなれるとどうという事は無い、カメラを右に動かすとファインダー像は左に動く、これも楽しんで使っている、、、。
 
尾道は大好きな町で何度も行っている、馴染みの店も有るくらいだ、、そこで撮った作品をそろそろ公開しようと思う、、。
ある全国組織の芸術団体を脱会してからしばらく全国の美術館での発表の機会は無いのだが、、。
この場をお借りして恥作を公開しても良いのではと思う、、フイルムのデジタル化の準備に取りかかるかな、、、。