前にも紹介した大阪にある秋鹿酒造の作る濁り酒、、、その名も霙(みぞれ)もようである、、、。
大阪と言っても豊能郡能勢町は北部の山間部であり水と空気の美味しいところ、、なので大阪と言っても都会の蔵ではないのです。
 
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濁り酒って絞らないものを瓶詰したものと思っている方が多いと思いますが、、、たしかにその通りの酒もあります、、。
だが、、、これも今の日本酒のあいまいな規格と大手蔵の思惑か、、、。
じつは世の中にある濁り酒は普通に造った酒に後から酒粕を混ぜている物がほとんどと言う状況、、この方が作るの簡単だから、。
特に生はほとんどじゃないかと思う、、。
火入れをしない生酒は前に書いたが大手では生ビール作る技術で特殊なフィルターでろ過しているのだ、、。
こうしないと当然瓶内で発酵がどんどん進んで炭酸ガスでいっぱいになる、、、これでは開封時吹き出してしまう、だから残った酵母をろ過するのだ。
濾過するという事は当然濁りにはできないから後から足して濁りにするという訳、、、なんかへんでしょ。
だがあるんですよ、、。
 
この霙もよう、、、何がってその凄い発砲性が特徴で、、生酒であり濾過していないのをそのまま詰めちゃったようで普通に開けてもシャンペンシャワー状態になる、、。
ラベルにそれとなく書いてあるだけだからこの酒の本性を知らずに開封してしまうと大変なことになってしまう。
 
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瓶の上の方にも開封時は噴きこぼれますのでふきんなどで包んでからお開けください、、って書いてあったりしますが、、、それやると結構噴きこぼれてもったいない。
濁り成分が沈殿しているからって振ってから開けたら、、半分以上噴き出たぁぁぁ、、という事になるだろう。
一番良いのは長い押しピン(画鋲)で小さな穴をあけて中のガスを抜いてから開けるという事、、そしてそのあとそーっと濁りを混ぜる。
それでもその穴からは中身が噴き出るのでふきんは必要です、、、。
 
でも、一番の肝心は、、、もちろん味です、、、。
凄い発砲なのでまずそれに驚きますが(月うさぎ等の比では無い、もちろんあっちは後から炭酸ガスを足してある)、、何よりもフレッシュかつジューシーな味わい、。
吟醸なのだがあの吟醸香はそれほどではない、、でもとってもフルーティである、、。
誰が飲んでも凄い美味いとの言葉が出る、、女性にも人気だ。
アルコール分も高めなのだが、、、もうおいしくておいしくて、、どんどん飲み進んでしまう、、。
もちろんこの手の酒は翌日も全く残らず、、すっきりです、、、。
 
ああっ、、思い出すと、、、、また買ってこようかなー、、、。