成田山に行ったときに必ず買ってくるのが鍋店(なべだな)の醸す仁勇だ、、。
夏にうなぎを食べに行ったときに不動と言う吟醸酒を買ってきたのだか、、今回は本醸造酒の仁勇、,。
しかも今時しか入手できない私の大好きなしぼりたて生酒だ、、、、。

今年も外さない、、、美味しく出来てます、、、フレッシュ且つ生の濃く、、、、あーこれぞ日本酒、、、。
本醸造とは、、醸造用アルコールが添加された日本酒なのだが、、、これをただのアルコール添加酒と勘違いしている方が多いようだ、、、純米酒だけが本物だと、、、それは大きな間違いである。
醸造過程で何回かに分けて仕込みをするのが三段仕込みとか五段仕込み等といわれる技法、、、この方が早く醸造出来る、,、このときにアルコールを少量添加すると更に促進する、、。
早くできる為だけでなく香りや旨みも飛ばない、、醸造用アルコールで風味を付ける事も出来る、麹の中にある旨み成分を溶け出させたり、発酵のし過ぎを制御して瓶詰め後も風味が長続きするように等,。
そう、このアルコール添加により風味や旨みのコントロールが出来、正に杜氏の腕の見せ所なのだ。
本醸造と書かれた日本酒は添加出切るアルコールの量が決められている、、、使用する米の重量の10パーセント以内しか添加することが出来ない、、、闇雲に添加出来ないのである、、さらに精米歩合も70パーセント以上が必要なのだ。ここが普通酒との違いである。
実際の造りでは規定量まで添加することはまず無いとの事だ、特に吟醸、大吟醸では美味しい酒が出来る量だけ使っているだけだそう。
まともに作っている蔵の使用する醸造用アルコールは主に焼酎だ、、これも自分の蔵で添加用に作っているものが多い、、、。酒かすから作る事も、、、そうカストリである、、、。
カストリは本来その目的で作られるもの、、、余った物が市場に出るだけだ、、、越の寒梅の乙焼酎など昔は100本位しか市場に出なかったのだが、、地元ではあまり珍重されてはいなかったが今はプレミアムが付くということらしい、、。
もちろん正体不明の焼酎を使う蔵も多いのは事実だ、、、大規模な蔵は大体そうなのだろう。この辺は自分の舌を信じるしかないようだ、、、。

このての酒は前述調整加水していないのでアルコール度数が高い、こいつも18~19度とある、、。
美味しいと飲み進めば結構酔うので味わいながらゆっくり飲むのが○、、ミネラル水のチェイサーを交えながらも○だ、、。
2月末くらいまでが絞りたて、原酒のシーズンだ、、、色々な蔵で出しているので皆様も見つけたら是非一献してください、、、。