私は日本酒、特に絞りたての生酒が大好きであると前にも書いた。
ブログに登場しないのはサボっているわけではなく画像を撮っていないだけで相変わらず飲んだくれているのだ、、、。
それには真から美味しいと思う生酒に中々遭遇しないから、、、、でも今回有りましたよー、、。
 
外房研修の帰りにどうしてもよりたい所が有って、、、、久留里と言う町、、ここは水が良くて作り酒屋が何件かある。
当然前から何回も来ているのだが、、、今回は前に飲んで気に入った倉で絞りたて生酒を入手してまいりました。
 
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藤平酒造合資会社の福祝と言う酒、、、ふなくち直詰、とある、、、。
ふなくちとは、、、酒を絞るときに使う絞り機に、、袋詰めしたタンクより出した原酒をこの機器に縦に並べて後から押し出すと、その先端にある注ぎ口から清酒が出ると言う作り、、。
この機器のことをふねと言うのです、、、そのふねに付いている注ぎ口でふなくち、、、。
そして、、後から押し出す前に自然に流れ出てくる酒のことをふなくち酒と呼んでいるのです。
 
火入れと言う発酵を停止する作業をしないのが生酒、、。
本当の生酒は管理が難しく一般には中々流通させない、、、それは風味を保持する温度管理ばかりでなく内部の酵母がまだ生きたままなのでビン内でも発酵が進み、、もとより早く飲んでしまわないといけない、、、等、、。
 
通常酒は酒を持たせる為に火入れと言う作業をする、、酒の温度を風味を損なわないように65度にして30分加熱すると酵母が死んで発酵が止まる、、同時に雑菌も死ぬので一石二鳥だ、、。
この技術は低温殺菌方と言い高級な牛乳等にも使われている技術だ、だがやはり味は変化してしまう、、。
 
大手メーカーの生酒は新技術の導入でこれを行っている、、、それは生ビールにて開発された酵母を除去するフィルターにて発酵を止めるという技術、、、もちろんこれでは酒の旨みも取り去ってしまう事となる、、しかしこれならば温度や期限の管理を気にしなくてよい生酒が出来る、、だからろくでもないものが登場するのだ、。
また火入れをしなれば生酒なので、割り水をした通常酒でも生酒になる、、この辺がこんがらがって一般人にわかり難くしている所。
 
酒は出来た時20度近く度数がある、、これを落ち着かせて17~19度といったところが原酒、、、こいつの生酒でないと意味が無い、、、何もしていない本当の酒だ、、。
普通の酒はこれに割り水をして14~15度くらいにしている、、、飲みやすくするためなので水増しではないのだが、、一部大手は水増ししてんじゃねぇと言うのも結構ある、、薄まった分は味付けしてある、、香りもだ、困った事にこれらのまねをして小さな倉でもやっているところが有る、、、地酒だって良し悪しが有るのだ、、、。
 
ほかにも普通酒、純米酒、本醸造酒の違いや吟醸酒、大吟醸酒の定義、吟醸酒のカスで更に酒が出来るとか、それ使っても材料が米だけなら純米酒になっちゃうとか、、100%ジュースの技術で良い香りの酒が出来るとか、、、いいたい事はいっぱいあるのでまた次の機会にかきましょう、、、。
 
この福祝しぼりたて生酒は、、最初きりっとしているのだが、、、芳香で進むにつれ飲みやすく、、1本づつと思っていたのだが結局2本飲んでしまった、、、当然本物の酒はこんだけ飲んでも二日酔いなど無し、、、ああっ直送してもらおうかなぁ、、、。