織姫とサエルン氏? | ランニングとフライトシミュと・・・♌スフィンクスのホロスコープ☄

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星好きな市民ランナー 兼 バーチャル・パイロットの日記、フィクション、タワゴト、ちょこっとボランティア


サエルン氏はホタルの観賞会のあとも、リン・メリー大尉がどこか
に行ってしまうのではないかと、気が気でなく、夜の寝つきが悪く
なっていた。


未明になってうつらうつらしていたら、次第に夢の世界へと落ちて
いった。



 女性

着物

 「あら夏彦さんお久しぶり!1年間お見限りで淋しかったわ!」




サエルン氏
 「何言ってんだ?この前ホタルを見に行ったばかりじゃないか?」




 女性

着物

 「何言ってんだって?それは私の言うセリフよ!


  私たちは1年に1度しか会えないハズよ!まさか、他の女と浮気
  でもしていたの?」




サエルン氏
 「いっ、いやその・・・・そんなことしたら・・・・天帝さまに
  殺されるよ!


  それに、オレは天女というか、宇宙人の女しか愛せないし。」



  (オレは夏彦?天帝さまって・・・一体、誰??)




 女性

着物

 「それはそうだわね。で、あなたこの1年間何をやってきたの?
  私は機織りの技術を磨いて、それにお琴やお花を習って師範を
  取得したのよ!」



サエルン氏
 「えっ・・・、いや、オレは特段何も・・・・。」




 女性

着物

 「あなた、わかってるの?結婚してぐうたらになったから天帝の
  お怒りに触れて1年に1度しか会えなくなってるのよ!


  もう、牛引きだけでは食えないわよ!

  ユー〇ャンにでも申し込んで資格を取得したり、自己啓発しな  
  きゃ!
  
  私は、おかげで習い事の成就祈願をされる人が増えているの。


  いいとこ見せて、天帝さまに罰を解いてもらって、自由に会え
  るようになりたくないの?」




サエルン氏
 (オレは牛引きをしてるの?えっ、まさか牽牛??これは夢だ!
  夢に違いない!!)



 女性

着物

 「愛って何だかわかる?」




サエルン氏
 「何だか聞いたことのある問いかけ!?

  そうだ・・・・、何とかの相互作用だよ!!」



 女性

着物

 「そうよ。例えば、私が着物をつくったり、美しい楽曲を奏でたり
  するでしょ!


  そしたらあなたは、お掃除したり、洗濯したりして気持ちのお返
  しをするのよ!


  愛とは、一方通行でなく相互に気持ちの投げかけを行動によって
  表すものなのよ。

  そうすると、エクシオンが輝くのよ・・・・。」




サエルン氏
 「何だか、カジダンへの道を強要されているような・・・。
  もう、いいから夢から早く覚めてくれ-----------!!」



  夢の中で頭を自分で小突いてみるが、一向に目が覚めない。




 女性

着物

 「あとね、1年に一回は海外旅行したいわ。あなたのお小遣いは月
  千円にして・・・・。」


サエルン氏
 「うわ―---!わかったから、もう勘弁してくれー-------!!」




  ガバッ!!  
 
  サエルン氏はうなされて目が覚めた。




サエルン氏
 「ふう~、変な夢だったな~---。そう言えばもう七夕だな。


  リン・メリー大尉のために

  クッ〇パッドで料理のひとつでも覚えるか?


  大尉の食事には反物質反応抑制剤も混ぜなきゃならないし、

  よ----し! 一丁、花婿修行を始めるか!!」







     合格この記事は フィクションです

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