こんにちは。今回は、魚を運搬する時に酸素でパッキングしたいけど酸素ボンベを持っていないという方向けに、市販の酸素缶の活用方法の紹介です。

 

金魚等の生きた魚を運搬する際、お店で購入した時のようにビニール袋でパッキングし運搬する方が多いかと思います。愛好の方でもヤフオクでの販売をやっている方や愛好会に所属し年に何回も会に魚を出品する方等、頻繁に魚を出す方はお店と同じような酸素ボンベをお持ちの方が多いようです。

 

一方、ボンベはそう手軽に入手できる物ではないため、金魚を持ち出す機会が年1回〜数回程度の方だと、ボンベを持ってない方も多いかと思います。

短時間なら普通の空気でパッキングしても大丈夫ですが、長時間だと心配ですよね。そこで、市販の酸素缶をの購入を考える方も多いかと思います。

 

今回はその酸素缶を、①観賞魚用②スポーツ用③実験用の3種類紹介します。

尚、どれも内容量は5リットル程度なので1〜3袋程度で使い切ってしまうという点は共通です。

また、今回は私の経験と一部他のサイト等を参考に記事にしましたが、本記事の内容について試される方は人と魚の安全については自己責任でお願いしますと申し上げておきます…

 

①観賞魚用酸素缶

アクアリウムショップで売っていて、使ったことのある方も多いかと思います。パッキング用の商品なのでストロー型の管が付属してあり、この先をビニール袋の中に入れて口を押さえて、袋の中に酸素を入れます。ただ、袋の口を押さえてるつもりが隙間があると酸素が無駄になりますし、このストロー型の管が意外に外れやすいので要注意です。また、お値段も安くはないです。これ1本使ってパッキングしようとして、万が一ミスって1本無駄にしたら結構悲しいです…

 

★参考価格(税込み) 参考までに、近所のお店で売っていた金額とネットで購入できる金額を載せておきます。

店頭(ホームセンター ジャンボエンチョー):1280円

ネット(チャーム):848円

 

うん、高い!!

 

②スポーツ用酸素

主に登山や長距離走等で使うための商品のようです。スポーツ用品店以外にドラッグストア(サポーターコーナーでよく見る)でも扱っており、最も実店舗で購入しやすい酸素缶と言えます。この商品、欠点としては人が吸うための物なので、①のようにストロー型の管が付属されておらず、鼻と口を覆うマスク型の部品が付いています。このマスク型部品は袋から抜く際に酸素が抜けてしまいます。このマスク型部品を付けずに袋の中にスプレー全体を入れて酸素を噴射する人もいますが、これも難易度は高いです。ただ、普通のドラッグストアで購入できるのは魅力的なので、②の酸素を使ってパッキングをしやすくする方法はあとで紹介します。

 

★参考価格(税込み) よく見かけるピップ社製品で載せておきます。

店頭(ウェルシア):932円

ネット(楽天):598円

 

 

③実験用酸素

小学校の理科の実験で使った記憶のある酸素の缶。

ケニスという会社の商品が東急ハンズで扱っていてよく購入していました。酸素を袋や瓶に充満させるための商品なので、ストロー型の管が付属されていて魚のパッキングの際にも扱い易いです。メーカーにもよるかもしれませんが、①②より吐出圧力が高いので早く作業が進み、またストロー型の管も①より外れにくいので、個人的にはこれが一番オススメです。安いですし!

ただ、販売している実店舗は東急ハンズしか見たことないです・・・

 

★参考価格(税込み) 店頭価格は新宿の東急ハンズで見た際の価格です。

店舗価格(東急ハンズ):638円

ネット価格(楽天):671円

 

 

まとめと応用

まず、単独の使いやすさという点では③がオススメです。しかし、②の「普通のドラッグストアで買える」という点は捨てがたい(特に、急に必要になった際)。そんな時は、ボンベ本体の吐出口の径は同じであることを利用して、①か③の部品を移植します。また、一部のエアーダスターの部品でも応用できるそうです。

 

ちなみに私は長らくこの酸素缶を活用するやり方でやってきましたが、引っ越しで全飼育魚をパッキングする必要が出たことから、知り合いの業者にお願いして酸素ボンベを用意しました。酸素缶は1~2袋パッキングすると1缶使い切ってしまいますが、ボンベは小さい物でも1人で使用する分には空になる心配がそうそうないので、そういう意味では気が楽です。一方、扱いを間違えた際の危険性はより高いので、気を付けて使います!

結論

稀に酸素パッキングする程度の人は③の実験用の酸素缶を買いつつ、急遽追加で必要になった際には近くのドラッグストアで②のスポーツ用を買って③の部品を転用するのがオススメ。頻度か量が多くなって酸素缶を買うのが面倒になったらボンベを買うか借りましょう!

 

また、ボンベのレンタルについては、YouTuberのぺぺリアさんが以前取り上げていらっしゃいます。

興味のある方はこちらもご覧ください。酸素ボンベは魚の持ち出し以外に非常用としても使えそうです。

 

 

以上です。この暑さが和らぐ頃には秋のイベントが続々やってきます。その際に皆さんの参考になれば幸いです。

それでは、失礼します。