俊足打者の安打数±は審判で決まる 打者の “運” | Let's look up at the Blue Sky

俊足打者の安打数±は審判で決まる 打者の “運”

赤星足でかく乱2得点、二盗後悪送球誘う

阪神赤星が「足攻」で西武のディフェンスをかく乱した。まず3回1死二塁の打席で二塁内野安打。敵失も誘い、二塁走者藤本を本塁にかえす。直後に、強肩で鳴らす西武の新人捕手炭谷に強烈なプロの洗礼を浴びせた。一塁ベース上で「盗塁レーダー」の感度を一気に最高レベルに引き上げた。初顔の新人バッテリー(松永-炭谷)でも、ありったけの情報を集めた。投手のクセ、捕手の肩。敵のスキを探り出し、関本への初球に二盗を敢行した。


「完ぺきな盗塁? まだオープン戦ですから。(チームが炭谷に)座ったままけん制されたりしていた。刺される前に走りました」


炭谷の悪送球を誘い、送球がセンターに転がる間に三塁を陥れた。そしてシーツの左犠飛で一時逆転のホームへ。俊足を生かし、得点を供給するスタイルは今季も健在だ。

                               【なにわWEB より】


内野安打。これは投手にとって一番嫌なヒットである。打ち取ったはずのなんでもないゴロがヒットになる。これはたまらない。さらにその打者は俊足ならば盗塁というパターンも有り得る。甘い球を投げて長打でいっきにホームイン、暴投で進塁など色々なことが考えられる。あくまでも俊足だった場合だが、投手は相当走者に気を配ることになる。


昨年の安打数上位5人を見てる。1位は202本の安打を放った青木。2位が金城、3位赤星、4位金本、5位井端。見て分かるように俊足揃いである。どの選手も多くの内野安打が期待できる。ということは、内野安打は年間安打数に非常に深く関係してくるはずだ。262本の安打を放ち世界一に上り詰めたイチローも、多くの内野安打を放っている。


だが、仮に同じ速さで走れる2人の俊足打者が、同じ打球を、同じ場所に打ち、守備が同じ送球をしたとしても両方がセーフになるとは限らない。それは、審判によって変わってくる。審判にはコンピューターが内蔵されているわけでもない。人間である、ということは当然誤差が生まれてくる。「今日の審判はいつもよりストライクゾーンが狭いですねぇ」 なんていう実況をよく聞く。


ということは、ある意味その打者の “運” も必要となる。赤星が1塁を駆け抜けたところでアウトの判定に座り込んだことがある。他の審判ならセーフだったかも知れない。そうなると、赤星は191安打で球団記録に並ぶことになっていた。大きな記録が1本のゴロで作れることもあれば、1本のゴロで涙を呑むことになる。こんなことがシーズンでは何度もある。この審判ならセーフのタイミングも、あの審判ならアウト。審判によって、俊足打者の安打数は上下している。



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