ロッテがアジアシリーズも制覇!! 6冠達成!! | Let's look up at the Blue Sky

ロッテがアジアシリーズも制覇!! 6冠達成!!

ロッテ、アジアも圧勝!6冠だ

最後もボビーの舞で、今年のプロ野球は幕を閉じた。アジア初代王者を決める「KONAMI CUP アジアシリーズ2005」の決勝で、ロッテ(日本)が5-3でサムスン(韓国)を下し、アジア最強軍団の称号を手にした。同点の3回にベニーの2点打で勝ち越し。4回には途中出場の渡辺正の2ランで突き放した。先発渡辺俊YFKと呼ばれるリリーフ陣を含め「ロッテの時代」を演出した男たちが最後まで力を発揮。ポストシーズン9連勝で締め、リーグV、日本一、交流戦に2軍の2冠を含めると史上初の「6冠」を達成した。最優秀選手はロッテのベニー・アグバヤニ外野手(33)が選ばれた。


2点差に詰め寄られヒヤリとしたが、外野を埋め尽くしたロッテファンの「コバヤシ・コール」が守護神を後押しした。2死一、二塁。最後は小林雅が相手5番を空振り三振に切った。一塁ベンチからナインが飛び出し、たちまちマウンド付近に輪が出来た。2度、3度。この日もしっかりと右手にウイニングボールを握り締めたバレンタイン監督の体が宙を舞った


Bクラスが当たり前だった、ロッテというチームがなぜここまで強くなったのか。とても不思議な感じがするのは僕だけではないはずである。

僕が野球を始めてみたのは、小学生3年生だっただろうか。その頃はやたらと強い某球団のみの試合ばかりで、阪神など滅多にTVに移ることはなかった。もちろん、知っている球団は某球団しかなかった。ロッテなど、ガムのことしか知らなかった。

阪神タイガースのファンになり、優勝に酔いしれ、ダイエーに負けた悔しさをこらえ切れなかったあの頃、ロッテは4位だったはずだ。中日が優勝した年も、やはりBクラスだった。「来年は阪神が日本一だ!!」ことことしか頭になく、まさかロッテが出てくるとは思いもしなかった


2005年、ロッテ圧倒的な強さでパ・リーグの1位を独走。ソフトバンクさえも寄せ付けなかった。楽天との試合で20点以上の得点で渡辺俊が完封した試合は鮮明に覚えている。若手が次々と活躍し、同時に2軍でも強さを発揮し、一躍ロッテ注目されるようになっていた。

パ・リーグのプレーオフを順調に勝ち進み、なんと日本シリーズまでに出てしまったのである。シーズン前に阪神の選手、いやセ・リーグの全球団の選手も、まさかロッテとシリーズを戦うことになるとは、想像もしなかったはずだ。このことが阪神の選手に焦りを生んだのか。

シリーズ中のロッテベンチには、いつもニコニコ笑っている選手がたくさんいた。対照的に阪神ベンチはガチガチと言っていいほど、緊張した雰囲気が立ち込めていたのである。