川崎Fの関塚監督が、クラブの初タイトル獲得に意欲を見せた。アジアCL出場のために予選リーグを免除されたため、7日に甲府と争う決勝トーナメント1回戦第1戦が、今季のナビスコ杯初戦。「今年は何か1つタイトルを取ることがチームの目標。しっかりと勝ち抜きたい」と監督は力を込めて話した。昨季は無欲でリーグ戦2位、ナビスコ杯ベスト4。MF中村とGK川島をアジア杯で欠くが「今いるメンバーがベスト。誰がというのではなく、全員の力で勝ち上がる」と話していた。
力を込めれば込めるほど空回りでぷっつん病になる関塚だが、既にリーグ優勝の可能性がほぼ消えている中位チームにとってはこのタイトルを目指すしかないだろう。リーグ優勝の可能性が消えると同時に動員数も落ちるわけだから。等々力に響くくシンバルの音が閑散としたスタジアムで哀愁漂って聞こえてこないようにしないといけないだろう。