最後の検査に行った。
「再発も転移もありません、胃も食道も綺麗です。
5年経過、完治です。卒業ですよ。」
医師からの言葉。
よっしゃ〜
2016年6月に食道ガンステージ3 リンパにも転移あり
進行も早く 手術をしないと 1年の命と宣告を受けた。
自分の人生も終わったと思った。
術前の抗がん剤治療は副作用が辛く3回のうち2回だけにした。
2016年9月26日 腫瘍摘出術
手術室に向かう。まるで死刑台に向かうような…
正直恐かった。 もう生きて戻れないかも知れない。
9時間半に及ぶ 大手術
目が覚めた時は 身体中 管だらけで…
ところが 戦いは ここからだった。
食道ガン 5年生存率 約30%
再発を懸念して 術後は1年 抗がん剤を飲むように言われたが
副作用が嫌で 断った。
あとは運のみ。
食事ができない。 水すら入っていかない。
無理して食べると吐く。その繰り返し。
毎日 0、5kgずつ減っていく恐怖。
80kgあった体重が55kgまで減った。
ガンは治療は 腫瘍をとれば 終わりではないことを実感した。
5年たった今、ようやく体重も60kgになり
食事も 少しずつではあるが、取れるようになった。
この5年間 検査の度にいつ再発するかと心配だったが
何とか 切り抜けた。
本当に何回 国立ガンセンターに通っただろう。
執刀医の 小柳先生 手術を成功させてくださり
ありがとうございました。
今は、東海大の教授で 活躍されているそうで…
今度 ご挨拶に伺います。
後任の小熊先生 お世話になりました。
バイオマンのファンの 本間先生
5年間 見守ってくださって ありがとうございました。
これからも 応援してください。
そして、全国の、世界のファンの皆様
知人、友人、そして家族
たくさんの方々から 応援していただいた。
皆様のおかげで、元気になりました。
心から、感謝しております。
これからは いただいた命を大切に
もっと精進していくつもりです。
そして 体に気をつけないとね。
国立ガンセンターには
今日もたくさんの患者さんが 来ていた。
それだけ ガンになる確率が高いってこと。
皆様も どうか気をつけて。