ラジオを買う | 私は鶏になりたい

ラジオを買う

家のラジオが遂に壊れていて
まだ台風シーズンだし停電や他の災害に備えて置かねば


簡単なラジオを買いました。

単3電池2本。
エネループだと若干電圧不足気味なのか…

中波ラジオが欲しかったのですが、最近は周波数シンセサイザ式でデジタル表示の選局のラジオが多く、ダイヤル式は珍しくなりつつあります。

小学校時代からNHKラジオ第一は590kHz、第二690、TBS950、文化放送1130、ニッポン放送1240、ラジオ関東1420(※1977年以降9kHz刻みになり現状と若干違う)
…と頭に叩き込まれいてこんな粗いダイヤルでも迷わず局を探せますが、いま国民の何割が番組表何も見ないで聴けるだろうか?

ところでFM.AM兼用のダイヤルを見て、FMの高域が嫌に広く表示されているのに気づきました。

東京地区では昔80.0MHz(東京FM)、82.5(NHK)くらいしか聞けないので粗くてもよかったのですが、00年代終わり頃からj WAVE(81.3)とか横浜、千葉、埼玉のちょっとオシャレなラジオ局が増え78〜85MHzが賑やかになってました。

ので当時のラジオ受信機は90か92くらいまでの表示だったように思いますし、このラジオ86以下がこんな狭くて使いづらそう…

昔なかった90以上には何があるの?

父が使っていた壊れたラジオ(時計、電灯付き防災ラジオ)と比べると

あーやっぱりラジオは92MHz迄で、そのあと1、2、3ってのがある。

この1〜3は何かというとかつてテレビの1〜3チャンネルの音声が聞けたのです。

テレビのアナログ放送では映像と音声の周波数が別で、VHF放送の音声周波数はCH1が95.75MHz、CH2が101.75MHz、CH3が107.75MHzかつFM変調だったため、108MHzまで受けられるFMラジオでテレビ放送の音声が聞けました(映像信号はそれぞれ音声より4.5MHz低い周波数)。

なおCH4以上の放送やUHF局(今の地上デジタル含む)はずっと高い周波数帯なのでラジオで聞こえませんし
アナログ放送が原則終わった2011年7月24日正午以降も使えない機能となりました。

じゃいまこの90MHz以上は何が使っているのか?というとラジオ放送があります。

中波ラジオ放送(AM)をFM放送に移行させる動きはいま世界的です。
理由は中波は電波の波長が長いため、放送塔など大きな設備が必要で設置整備費用がかかり、もっと小さい設備で済むFMに移行したいため。

民放中波局がFM補完放送局として同じ音声を流しています。
東京では、TBS90.5MHz、文化放送91.6MHz、ニッポン放送93.0MHz、ラジオ日本92.4MHzなど。

このラジオの目盛りに比べぎっしり局があって選局しにくいこと。

なお民放含め2028年度を目途に中波を停波してFMに移行するはずなのですが、天下のNHKの補完放送がないんですよねえ。

しかもラジオ第2放送は今年度中に停波するのです。

これ色々問題だと思うのですが…