おもてなし防災 | 私は鶏になりたい

おもてなし防災

先週土曜日、ちょっと見た目笑っちゃう絵面のニュースがありました。

NHK関西NEWS WEB06月21日14時00分付け記事引用
「茶道」体験中に「大地震」が起きたら… 大阪でイベント
日本にいる外国人に地震について知ってもらおうと、茶道の体験中に、震度7の激しい揺れに襲われる「ゼッタイに楽しめない茶道体験」というユニークなイベントが、大阪・港区で行われました。

これは、「守ることも、おもてなし」をコンセプトに、大阪・港区などが災害時に外国人観光客などを安全に避難誘導することを目指して立ち上げた「おもてなし防災プロジェクト」が開きました。

会場には、地震の揺れを再現する「起震車」というトラックが用意され、荷台部分に畳を敷き、掛け軸をかけて茶室が作られました。

参加した外国人たちは、茶室に入ると着物姿の女性からお茶を飲む手順などについて説明を受け、最初にお茶菓子を楽しみました。

そして、お茶が運ばれてくるのを待っていると、突然、震度7の激しい揺れが襲い、参加者たちは驚いた様子で、畳に手をついたり座布団をつかんだりして、揺れに耐えていました。(後略)
旅行中に突然の災害に遭ったらどう行動するか、いや先ずどういう心理になるかという事は疎かに出来ないこと。

ホテルには必ず非常階段や脱出経路の案内が掲出されている筈ですが、泊まった時良く見たことありますか?
私はよく事態を想定して見たことが無いなあ…

日本人が国内の宿でもそんな調子ですから、今大勢で訪日している外国人が災害に遭遇したら…
これは逆の立場を想定することでもあります。

「おもてなし防災プロジェクト」とは外国人を安全に避難誘導させるため外国人視点で防災情報を発信してる団体とのこと。

で、引用したイベントはプロジェクトの若手クリエーターの企画であったという。

そう聞くと『よく思いついた、良くやった。』と応援せざるを得ません。

とはいいつつ絵が

『粗茶でございます』『結構なお点前で』『この、器は…おわっ!』みたいな…

実際熱湯や茶器は片付けた上で揺らしているそうですが、亭主(茶の湯を立てる主催者)が懐かしのどっきりカメラの仕掛け人に見えて、なんかユーモラス。

参加された外国人には地震体験は好評だったようです。