練習より休養 | 私は鶏になりたい

練習より休養

運転免許書き換えの年になると憂鬱なのが深視力検査。

自動車運転免許は19種類あります。
免許試験に技能学科のほか身体に基準があり
免許更新の際も視力検査があります。

免許区分により視力検査条件が三段階あり
更に大型、中型、準中型(それぞれの仮免も)、牽引および二種免許すべてでは深視力検査が必要。

これが嫌な奴で…
前にも書きましたが2本の縦棒の間をさらに1本の棒が向こうとこっちを行ったり来たりして2本の間と距離が揃ったときにスイッチを押し
その誤差が3回計って合計6㎝以内だと合格。

遠近感の検査なのですが、箱の中を覗き込んで白いバックに黒い棒が3本の棒の太さがさっぱり解らない。
真ん中の棒が動いているのか止まっているのか気配で察する感じ。

その測定法は三桿法(さんかんほう)と言うのですが、あれで実際測れてるの?って疑問を持った人がやっぱりあったようで
医科で行う立体視の検査と違うこの方法が医学的に妥当なのかを検証する、と岡山大が2014年に発表しておりました。

そして2019年、同大は運転免許試験の奥行知覚検査(三桿法)には再現性があり、練習効果はないことを初めて示すという発表をしておりました。

つまり二つの大きな結果があって
○医院で行える立体視の検査と三桿法の結果は関連があり、検査方法として妥当

○三桿法は練習効果がない
というのです。

三桿法には自信がない人が多く、事前練習できる眼鏡店が稀にあったり、教習所でもやってみたりしたのですが、
視力検査と同様に、練習効果は無いというのです。

ちょっとこれはびっくりでした。と同時に気楽にもなりました。

それを聞いてやってみたら、今まで大概一度限度オーバーして、もう一度失敗したら後日再挑戦(検査料は没収)という瀬戸際でぎりぎり受かる体たらくだったのが
今度は3度の行ったり来たりが「見えて」一発合格。

なので対策としたら、前日からスマホの細かい文字をあまり見ないで、早く寝て、当日は電車の窓から遠くを見るようにして目を疲れさせないことを心掛けたほうがよっぽど良いと実感。


そういえば弓道でも試合前日はあまり練習しないほうが良かったな。

個人の適正はあるのかも知れませんがご参考に。