最初が最後 | 私は鶏になりたい

最初が最後

JR恒例のダイヤ改正が今日実施。
色々話題がありますが、敢えてこの話題。

東海道本線山陽新幹線の喫煙ルームが昨日限りで廃止ににりました。

かつての1975年以前の国鉄では大都市圏の通勤列車以外は大体の列車で喫煙可能でした。
例外は寝台車で、寝台内は禁煙。廊下にも灰皿は無かったような記憶がありますが、寝台を昼間座席として使用する場合は喫煙可能。
(各地の保存車輌に寝台車が少なく写真の手持ちがない…)

禁煙車ができたのは1976年・東海道新幹線のこだまの一部車輌でした。

私が子供の頃からすぐ乗り物酔いを起こしたのは煙草の煙とミカンの匂いの為でしたから、高崎線の急行はまだかまだかと待ちました(当時でも普通列車の上野から熊谷間は禁煙)。


それから在来線の急行、特急へ。過渡期には半室禁煙車という変なのありましたね。
普通列車も禁煙区間が拡大。しかし群馬県の107系電車は3扉ロングシートながら扉の脇に筒状の灰入れが付く涙ぐましい抵抗をしておりました。

しかし時代には逆らえず現在在来線は絶滅状態。
残ったのは近鉄特急と東海道山陽新幹線の喫煙ルーム。

近鉄特急は今月初めに、新幹線も昨日限りでそれも廃止で車内で喫煙は不可能。
新幹線から喫煙が始まって最後が新幹線。48年かかりました。

あ、まだ唯一喫煙出来る列車がありました。
サンライズ瀬戸・出雲の一部の個室で喫煙可能だそうです。これがホントに最後ですが、ずっと昔寝台だけで禁煙だったのに今は寝台列車だけが喫煙可能というのもまた不思議。

まあ空調が完全に分離できるなら良いとは思うのですけどね。火災の恐れという問題は別にあるので増えはしないだろうなあ。