255系 | 私は鶏になりたい

255系

今年3月のダイヤ改正で運用離脱という


房総地区に国鉄特急が初めて走ったのはまず1972年の183系。
食堂車がない系列、というので遜色系列扱いだがあずさにも進出。

登場20余年してJRに変わり新型が現れたのが255系。
国鉄制式色から白、黄、青の塗色は房総特急特に、内房外房へ行く海へのリゾート感を高めた。
後にE257系500番台も同じ配色で登場。

私個人的にはちょうど自家用車を持った年が登場で千葉県なら車で行く一択。
思えば183系の房総特急にも乗らずじまいだった。

なので両形式は5年前にAC電源波形(コンセントに来ている)を測定するために乗ったのが唯一で京葉線内だけ。

先日255系に乗る機会があった。

ビューわかしお・ささざみを名乗っただけあって、座席2列分をまとめた連続窓が大きく明るい。

今の特急は座席の背面からテーブルを出すが、これは肘掛けから回転させて出すタイプ。

座席を向かい合わせても使えるのは、家族やグループ旅行を意識してのことだろう。

シートピッチも結構広い。

今となっては、車内Wifiも座席コンセントも無いのが遜色だが、1993年当時は携帯電話も普及途上、高校生はポケベルの時代だった。
あれから30年。
客の要求も高級になった。

意外にもこの系列は5編成しかない。

内房線には昼間特急が無いし、成田線周りの特急もない。
総武本線銚子行で9輌編成は明らかに容量過多。

255系が無くなると、JR東日本から普通鋼製の特急、Eの付かない特急系列が定期列車から無くなる。

E257系は先にリニューアルで塗色が変わっており、この色の房総特急もおしまいになる。

一時代の記憶。
辛うじてフル編成を収めた一枚が撮れた