また読売騒動
今日の朝日新聞朝刊に端を発して、あっという間に燃え広がっている「読売巨人軍契約金」報道。
長くなってしまうので、引用記事は殆どリンクのみとします。
まず(1)元記事、アサヒコム2012年3月15日0時54分付け記事で
『巨人、6選手に契約金36億円 球界申し合わせ超過』と題して報じました。
球界で申し合わせた新人契約金の最高標準額(1億円+出来高払い5千万円)を超える契約を判明分で6選手と結んでおり、計36億円とのこと。
矢継ぎ早に(2)アサヒコム2012年3月15日1時0分付け記事に
『一括だと「まずいことに」 巨人、分割受け取り勧める』と題して報じております。
入団前の野間口選手に球団が手渡した文書に『一括払いについて「あなたが翌年の高額所得者番付に登場することは確実で、その際、球界のルールを越えて契約金を受け取ったことが判明してしまい、あなたにとっても、球団にとってもまずいことになります」と述べている。』と記してということですが、『読売巨人軍は「巨人として、この文書は確認できておらず、球団に残っていない」としている』そうで、否定はしていないんですね。
さらに(3)アサヒコム2012年3月15日8時35分付け記事では
『1年目年俸、実は3300万円 巨人と上原・二岡の契約』と題し
上原選手との年俸に関する書類には『セ・リーグ会長に提出する「統一契約書」には、「1300万円」と明記する』と記されたいたという。
これに対し読売新聞は早くも
(4)YOMIURI ONLINE(読売新聞)2012年3月15日01時38分付け記事で取材を受けたことに反論。
NPBの顧問弁護士、複数の他球団幹部の「違反ではない」との反論、また「何をいまさら」という声を載せています。
いまさらという声は(5)朝日新聞も報じています。
実際スカウトの現場から金額情報が回っているでしょうから、球界では周知の事実だったというところでしょうか。
これまで、2007年に横浜と西武が一部選手に対し最高標準額を超える契約金を払ったことが発覚しております。
ここまで総合すると、論理的には最高標準額の「1億円」は目安で絶対超えてはいけないものではない、ということになるようです。
これは1993年の逆指名制度導入当事、上限や罰則を謳ってしまうと独占禁止法に触れるとの解釈があり、NPBの野球協約に載せていない「紳士協定」との位置づけだったとのことです。
でも、最高標準額が何のために設けられたかを忘れていないですか?
それは契約金の高騰を抑えるためであったはずです。無視していいなら「最高」って謳わなくていいでしょ。
さらに(6)読売新聞が朝日新聞に抗議文を送ったそうです(日刊スポーツ2012年3月15日14時29分付け記事)が、
なんだか、事実関係を争うのでなく新聞社が新聞社に取材を受けたことにまず腹を立てているにしか読めません。
「持ってるなら何でもアリ」に取られて、朝日の思うつぼなんじゃないかなあ。ナベツネさんなら口調はとにかく文章にはもうちょっと慎重を期すると思うんですが。
他球団やNPB関係者の「何を今更」の発言もどう質問したらそういう答えになったか読み取れず、公正かどうか私には判りません。
何より違法でないから罰則がないからと白と強弁を続ければ、ファン心理は離れていくと思います。
昨シーズンの開幕日問題でまずナベツネ氏が3月25日厳命をぶち上げたのが、昨年3月16日。
あれで古くからの心あるファンは巨人どころかセ・リーグから離れて行きました。
日本シリーズ直前の「清武の乱」にも開いた口がふさがりませんでした。
今回も抗議文で法的措置をちらつかせていますけど、顧問弁護士が喜ぶだけじゃないの?
A選手に渡ったという10億円あったら、他球団なら選手多くの育成に使いたいでしょう。
もてる力を怪我で発揮できなくなって選手生命を縮めている選手が出ないよう選手のケアを厚くしてもらったほうが、ファンの期待に応えることになると思うんですけど、
それを一選手にくれてやるって考えは、いかにもえげつない成金趣味だよなあ…
くれてやらないと、アメリカ(MLB)に取られる危機感はあるんでしょうけど
試合数を考慮しても野球選手の年俸は高すぎる。
現役は短いから選手の年俸は高いという考えはあるんですが、コーチの貢献度も考えて欲しいし、若い、金の使い方を知らない時にたくさん与えるより、年金を厚くしたほうがいい気がするんですがねえ。
スタジアムの入場料も昔よりかなり高いし、アメリカ追従じゃなくてプロ野球の収支システムをちゃんと考え直す時期じゃないでしょうか。
(23:55追記)
朝日新聞が読売新聞に再反論を出したそうです。
また(7)アサヒコム2012年3月15日21時30分付け記事によると
『読売巨人軍の桃井恒和社長と原沢敦球団代表は15日夕、野間口貴彦投手に対し、「(入団前の)04年ごろに数回、200万円余りをお小遣いのような形で支払っていた」ことを明らかにした。 』そうです。
2004年というとコメントでゆりかもめさんが述べている、一場投手栄養費問題の真っ只中です。
ナベツネ氏がオーナー辞職に追い込まれたと同じ問題を「隠すものでもない」って言って黙ってるのはそれこそ「何をいまさら」でしょ。
見苦しい。
長くなってしまうので、引用記事は殆どリンクのみとします。
まず(1)元記事、アサヒコム2012年3月15日0時54分付け記事で
『巨人、6選手に契約金36億円 球界申し合わせ超過』と題して報じました。
球界で申し合わせた新人契約金の最高標準額(1億円+出来高払い5千万円)を超える契約を判明分で6選手と結んでおり、計36億円とのこと。
矢継ぎ早に(2)アサヒコム2012年3月15日1時0分付け記事に
『一括だと「まずいことに」 巨人、分割受け取り勧める』と題して報じております。
入団前の野間口選手に球団が手渡した文書に『一括払いについて「あなたが翌年の高額所得者番付に登場することは確実で、その際、球界のルールを越えて契約金を受け取ったことが判明してしまい、あなたにとっても、球団にとってもまずいことになります」と述べている。』と記してということですが、『読売巨人軍は「巨人として、この文書は確認できておらず、球団に残っていない」としている』そうで、否定はしていないんですね。
さらに(3)アサヒコム2012年3月15日8時35分付け記事では
『1年目年俸、実は3300万円 巨人と上原・二岡の契約』と題し
上原選手との年俸に関する書類には『セ・リーグ会長に提出する「統一契約書」には、「1300万円」と明記する』と記されたいたという。
これに対し読売新聞は早くも
(4)YOMIURI ONLINE(読売新聞)2012年3月15日01時38分付け記事で取材を受けたことに反論。
NPBの顧問弁護士、複数の他球団幹部の「違反ではない」との反論、また「何をいまさら」という声を載せています。
いまさらという声は(5)朝日新聞も報じています。
実際スカウトの現場から金額情報が回っているでしょうから、球界では周知の事実だったというところでしょうか。
これまで、2007年に横浜と西武が一部選手に対し最高標準額を超える契約金を払ったことが発覚しております。
ここまで総合すると、論理的には最高標準額の「1億円」は目安で絶対超えてはいけないものではない、ということになるようです。
これは1993年の逆指名制度導入当事、上限や罰則を謳ってしまうと独占禁止法に触れるとの解釈があり、NPBの野球協約に載せていない「紳士協定」との位置づけだったとのことです。
でも、最高標準額が何のために設けられたかを忘れていないですか?
それは契約金の高騰を抑えるためであったはずです。無視していいなら「最高」って謳わなくていいでしょ。
さらに(6)読売新聞が朝日新聞に抗議文を送ったそうです(日刊スポーツ2012年3月15日14時29分付け記事)が、
なんだか、事実関係を争うのでなく新聞社が新聞社に取材を受けたことにまず腹を立てているにしか読めません。
「持ってるなら何でもアリ」に取られて、朝日の思うつぼなんじゃないかなあ。ナベツネさんなら口調はとにかく文章にはもうちょっと慎重を期すると思うんですが。
他球団やNPB関係者の「何を今更」の発言もどう質問したらそういう答えになったか読み取れず、公正かどうか私には判りません。
何より違法でないから罰則がないからと白と強弁を続ければ、ファン心理は離れていくと思います。
昨シーズンの開幕日問題でまずナベツネ氏が3月25日厳命をぶち上げたのが、昨年3月16日。
あれで古くからの心あるファンは巨人どころかセ・リーグから離れて行きました。
日本シリーズ直前の「清武の乱」にも開いた口がふさがりませんでした。
今回も抗議文で法的措置をちらつかせていますけど、顧問弁護士が喜ぶだけじゃないの?
A選手に渡ったという10億円あったら、他球団なら選手多くの育成に使いたいでしょう。
もてる力を怪我で発揮できなくなって選手生命を縮めている選手が出ないよう選手のケアを厚くしてもらったほうが、ファンの期待に応えることになると思うんですけど、
それを一選手にくれてやるって考えは、いかにもえげつない成金趣味だよなあ…
くれてやらないと、アメリカ(MLB)に取られる危機感はあるんでしょうけど
試合数を考慮しても野球選手の年俸は高すぎる。
現役は短いから選手の年俸は高いという考えはあるんですが、コーチの貢献度も考えて欲しいし、若い、金の使い方を知らない時にたくさん与えるより、年金を厚くしたほうがいい気がするんですがねえ。
スタジアムの入場料も昔よりかなり高いし、アメリカ追従じゃなくてプロ野球の収支システムをちゃんと考え直す時期じゃないでしょうか。
(23:55追記)
朝日新聞が読売新聞に再反論を出したそうです。
また(7)アサヒコム2012年3月15日21時30分付け記事によると
『読売巨人軍の桃井恒和社長と原沢敦球団代表は15日夕、野間口貴彦投手に対し、「(入団前の)04年ごろに数回、200万円余りをお小遣いのような形で支払っていた」ことを明らかにした。 』そうです。
2004年というとコメントでゆりかもめさんが述べている、一場投手栄養費問題の真っ只中です。
ナベツネ氏がオーナー辞職に追い込まれたと同じ問題を「隠すものでもない」って言って黙ってるのはそれこそ「何をいまさら」でしょ。
見苦しい。