NTSC
一日寝ていたけれど、胸郭の痛みは変わらず。咳も「ごほっ」と思い切りできず「ごf」ぐらいで止まってしまいます。明朝には良くなってると信じたいが…
昨夜ネットで何を調べていたか忘れましたが、ふとWikipediaのNTSCの項目にたどり着きました。
Wikipediaは基本誰でも編集可とあって、編集合戦やら根拠のないこと、趣味的に長々書いたり、内容がお粗末だったり項目によりまちまちで、
世間一般で当たり前の記述に[要出典][誰が?]だの、出典に通り記述すると著作権侵害で、経験や情報分析して記述すると[独自研究]と、見ていてイライラするケチが多くて嫌なことも多いのですが、
このNTSCの項目は非常によく書けていています。
NTSC(エヌティーセスシー)とはNational Television System Committee(全米テレビジョン放送方式標準化委員会)の略ですが、アナログテレビジョン放送の信号規格の名称として有名です。
本来はRS-170(A)やSMPTE-170Mというのが規格名称ですが、NTSC方式といえばこれ、と定着しています。
北米や日本などがこの方式でした。
ほかに何があるかというと大きく分けてPAL(パル)とSECAM(セカム)で、PALはヨーロッパ・アフリカ・アジアの大部分で中国・インドが含まれるため利用国の人口はこれが圧倒的に多く、またSECAMはフランスの島国根性的規格で採用国は派生規格含めてソ連や東欧の一部と旧植民地の国くらいでした。
でした、というのはご承知の通り放送がディジタル化に移行が進んでいるからで、今年7月24日に原則アナログが停波した日本は遅いほうです。
NTSCやアナログハイビジョン信号伝送装置で飯を食ってきたひよこなので、語りだしたらキリがないですし、既に東北地方を除いて放送が終わっていて、そのまま設計されることはないですが
NTSC規格には非常に多くの知恵が盛り込まれていることは、電子系に限らずエンジニアなら知っておくべきだと思います(このブログを覗くエンジニアが居るかどうか疑問ですが)。
電子工作のため秋葉原や日本橋、大須の部品屋さんを回ったり発振器のカタログを見た人は3.579545MHzとかその4倍の14.31818MHzという中途半端な周波数の水晶やセラロックを目にするとおもいます。
この変な周波数がどうして導き出されたかという、歴史的技術的背景ななどNTSCの項目には良く書かれています。
あとはビデオ信号の波形図でもあれば完璧ですが、非常に良心的に記述されていて2時間ほどじっくり読みました。
白黒テレビで始まった信号にカラーを乗せたときの互換性の持たせ方(パソコンの規格の様に上位互換だけでなく下位互換も考慮)は良く考えたなあと思うのです。
自分が仕事をしたときには最初の規格制定から40年以上経っており、複雑な同期信号をビデオ信号から簡単に分離できるIC(例えばLM18881)が100円で買えたりしました。
PLLは苦労したぜ、ベクトルスコープと3ヶ月睨みっぱなしだったり…
ディジタルテレビになって簡単になったとは言いませんが、アナログ技術の粋といっていいテレビジョン規格は忘れないで欲しいとおもうのです。
また後で読もう。
昨夜ネットで何を調べていたか忘れましたが、ふとWikipediaのNTSCの項目にたどり着きました。
Wikipediaは基本誰でも編集可とあって、編集合戦やら根拠のないこと、趣味的に長々書いたり、内容がお粗末だったり項目によりまちまちで、
世間一般で当たり前の記述に[要出典][誰が?]だの、出典に通り記述すると著作権侵害で、経験や情報分析して記述すると[独自研究]と、見ていてイライラするケチが多くて嫌なことも多いのですが、
このNTSCの項目は非常によく書けていています。
NTSC(エヌティーセスシー)とはNational Television System Committee(全米テレビジョン放送方式標準化委員会)の略ですが、アナログテレビジョン放送の信号規格の名称として有名です。
本来はRS-170(A)やSMPTE-170Mというのが規格名称ですが、NTSC方式といえばこれ、と定着しています。
北米や日本などがこの方式でした。
ほかに何があるかというと大きく分けてPAL(パル)とSECAM(セカム)で、PALはヨーロッパ・アフリカ・アジアの大部分で中国・インドが含まれるため利用国の人口はこれが圧倒的に多く、またSECAMはフランスの島国根性的規格で採用国は派生規格含めてソ連や東欧の一部と旧植民地の国くらいでした。
でした、というのはご承知の通り放送がディジタル化に移行が進んでいるからで、今年7月24日に原則アナログが停波した日本は遅いほうです。
NTSCやアナログハイビジョン信号伝送装置で飯を食ってきたひよこなので、語りだしたらキリがないですし、既に東北地方を除いて放送が終わっていて、そのまま設計されることはないですが
NTSC規格には非常に多くの知恵が盛り込まれていることは、電子系に限らずエンジニアなら知っておくべきだと思います(このブログを覗くエンジニアが居るかどうか疑問ですが)。
電子工作のため秋葉原や日本橋、大須の部品屋さんを回ったり発振器のカタログを見た人は3.579545MHzとかその4倍の14.31818MHzという中途半端な周波数の水晶やセラロックを目にするとおもいます。
この変な周波数がどうして導き出されたかという、歴史的技術的背景ななどNTSCの項目には良く書かれています。
あとはビデオ信号の波形図でもあれば完璧ですが、非常に良心的に記述されていて2時間ほどじっくり読みました。
白黒テレビで始まった信号にカラーを乗せたときの互換性の持たせ方(パソコンの規格の様に上位互換だけでなく下位互換も考慮)は良く考えたなあと思うのです。
自分が仕事をしたときには最初の規格制定から40年以上経っており、複雑な同期信号をビデオ信号から簡単に分離できるIC(例えばLM18881)が100円で買えたりしました。
PLLは苦労したぜ、ベクトルスコープと3ヶ月睨みっぱなしだったり…
ディジタルテレビになって簡単になったとは言いませんが、アナログ技術の粋といっていいテレビジョン規格は忘れないで欲しいとおもうのです。
また後で読もう。