iPadが販売開始されてまだ数日ですが、中国で早くも模倣版(山寨)iPadが完成しました。


山寨iPadの外観 ↓
中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ


マザーボードの写真 ↓
中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ


もともと携帯電話では、現地の中小メーカが市場に出回っている台湾製のチップ等を用い、低価格でも機能的な製品を販売しており、最近では中国で新規に販売されている携帯端末の50%以上がこの類の端末(山寨機)と言われています。

南部の深セン地域に、中小の携帯電話メーカや端末設計を請け負うデザインハウスが集積していて、今回のiPad模倣機もこの地域で製造されました。

模倣の速さを揶揄して、「深セン速度」といわれるようですが、実際の性能はともかくこのスピードには驚かされます。

(良くも悪くも)こと携帯端末に関しては深センは影響力の大きい地域ですし、モバイル分野の最新動向を把握する上では重要な場所なので、今年は北京・上海だけでなくこのエリアにも何がしかの足がかりを作りたいと思っています。

ちなみにこのiPad山寨機、僅か60日で製造されたそうです。

また値段はまだ決まっていないようですが、4000~5000元する本物と比較し、2000元以下で売っても利益が出るコスト構造だとか。