シンセン市場に新たに開設される新興企業向け株式市場「創業板」が、10月23日に開始されることが正式に決まりました。

当初の上場企業は28社、業種は製造業からバイオ関連までと幅広く、うちIT企業は4社となっています。


IT企業の業態としては、データセンターや企業向けソリューション提供などBtoB関連の企業が中心で、インターネット関連の企業は当初の28社には含まれていませんが、金融総合情報を提供する

浙江核新同花顺网络信息股份有限公司

が上場予定企業の中に含まれています。


バリュエーションのほうは、28社の直近業績と発行価格から計算した平均PERは56.7倍

28家创业板公司平均市盈率56.7倍

となっており、期待感の非常に高い価格形成であることが伺えます。


過熱感や上場企業のガバナンス問題を指摘する声ももちろんありますが、一方で世界各国の新興市場の成功例や失敗例も見た結果の市場開設ですので、中国経済の発展にますます貢献する健全な新しい市場になってほしいと思います。