昨今ブームのTwitter、正直ユーザ感覚として便利や楽しいと思うシーンがこれまであまり無かったのですが、その威力を感じる出来事が先週末にありました。

内容が内容だけに現地でもあまり大きく報道されていないのですが、先週末にかけて、中国中部の湖北省石首という都市で、数万人規模の暴動事件がありました。

実際の事件の内容は以下の通りみたいです。(これは本日の記事)

Cook's death sparks protests in Hubei

市民と警察・軍隊の衝突が起きたのは、土曜日から日曜日の朝にかけてだそうですが、内容がセンシティブだったためか、リアルタイムでは大手メディアで殆ど報道がなされていませんでした。

(一部の政府系メディアでは、同地で警察と消防の訓練が行われている、といった報道がなされていたようです)

たまたま日曜日に掲示板の記事でちょこっと見つけて、ニュースでは全く詳細が出てこなかった上に、検索エンジンでは同地名の検索が一時ブロックされているくらいだったので、一体どうなってしまっているのだろうとふとTwitterで検索してみたら、おびただしい数の事件に関する投稿がリアルタイムになされていて本当に驚きました。

(今でも、地名の読みである「Shishou」で検索すると、かなりの投稿があります)

ちょうどイランでもTwitterの威力が話題になっていますが、このサービスのリアルタイムでの情報伝播力は凄いな、と自ら実感した出来事でした。