今日のテーマは「食べ過ぎ」です。

 

質問

夜に食事をすると脂肪になりやすいと聞き食生活を見直しています。朝と昼はしっかり食べて夕食を減らしたいのですが、どうしても夕食をたくさん食べてしまいます。むしろ減らそうとした反動で際限なく食べている状況です。私は何かの病気なのでしょうか。

 

回答

病気ではなく生活習慣の差によるものでしょう。食欲の目的は、「生命を維持するため」と「快楽を得るため」の2種類があります。前者は体がエネルギー不足となっていることによるのであり、日中の活動でエネルギーを消費した分を補おうとすることは自然なことです。

体重や体脂肪率の増減、体の怠さはどのような状況でしょうか。

ご自分の生活習慣に合わせて夕食は食べる前提で朝と昼を減らしてみてはいかがでしょうか。体の状態と相談しながら1日に食べる総量とタイミングを調整していきましょう。

 

回想

ダイエットのために夕食を抜こうとしていた時期があります。しかしながら、健康のために帰宅時に一駅分歩くと、つい食べ歩きをしてしまいました。一晩にメンチ3枚、菓子パン3個、チキンカツ2枚、やきとり5本を食べたこともあります。そのときは自分は過食症だと本当に心配していました。

そんなとき心療内科の医師に言われた言葉が「痩せましたね」でした。セカンドオピニオンの医師にも相談したところエネルギーを消費しているのではと言われました。改めて、体重の推移を振り返ったところ、確かに食べている割には体重は増えてないことに気づきました。

私が取った改善策は「朝と昼の食事は控えめにして夕食は食べたいだけ食べる、ただし、9時以降は食べない」でした。それ以来、体重の振れ幅は安定して推移しています。

教科書通りではなく、自分の生活習慣に合った食事法を開発する必要性を強く感じた出来事でした。