今日は脳がどう成長・発達するかについて勉強していきます。

いろいろな脳の名前が出てきますので不明な場合は、以前の勉強会を見てくださいね。

 

受精後の初期段階(胚、いわば卵の状態)では、ヒトという種の進化の過程をたどることが知られています。脳も例外ではなく、脳の起源である1本の神経管(長さ2mm!)の形成から始まります。

 

やがて神経管に前脳胞中脳胞菱脳胞という3つの膨らみが発生し、前脳中脳、菱脳に分化します。その後、前脳は終脳間脳に、菱脳は後脳髄脳に分かれます。さらに後脳は小脳へ、髄脳は延髄へと分化・発達します。

 

一方、神経管内部の空間は脳室となります。

 

 

このように急速に成長する脳を頭蓋骨のなかにおさめるため、中脳、前脳が曲がって、全体が球形状に近づいていきます。受精後約17週になると、脳の基本形が完成し、大脳皮質の神経細胞(ニューロン)も約140億個までに増大します。

 

大脳皮質の神経細胞の数は受精後17週での約140億個をピークとして、その後増加することはありません…

なななんと、この時点で脳細胞の数ってきまっちゃってるんだ!!

 

17週以降は、神経細胞内での信号伝達スピードの高速化や、神経細胞同士の情報ネットワークづくりなどの整備がおこなわれ、脳の基本的な構造が出来上がるのです。

 

こうして発生した脳は出生後、体の複雑な動きの発達にともないさらに発達します。神経細胞には無数の突起があり、シナプスという部位で他の神経細胞と接合して、情報伝達を行っています。この情報ネットワークが外界からの刺激入力によって、日々より緻密なものへと構築されていくのです。

 

ネットワークの強化に相反し、神経細胞自体は、20歳以降、毎日約10万個が死滅!!!!しているといわれます。

 

やっぱ、減っているんだ。

残っている奴らを鍛えて脳を維持しないと!!

がんばるじょい!

 

 

明日からは神経細胞について勉強していきたいと思います。

 

本日のポイント:脳の分化・成長についておおまかな流れを知る