いよいよ今日2月23日、天皇誕生日に32年目のJリーグが幕を開ける。今年も群雄割拠、先の読めない1年になりそうだが、開幕戦の前にここで私の愛するクラブ、浦和レッズの新シーズンを展望してみる。とはいえ、ダラダラとワクワクすること、心配なことなどを書き散らしていくだけですが。とにかく、この開幕までの時間を楽しみましょう!
超大型補強 充実戦力で狙うは頂
昨季、国内3つのコンペティションのみならずACL,CWCと年間60試合をこなし、過密日そうはいかない程で終盤は疲労が色濃く表れたレッズ。その原因の一つとして選手層の薄さが挙げられた。基本固定化されたメンバーで試合を回していたが、今季はそうはならなさそうだ。昨季控えに甘んじたメンバーを積極的に放出したと思えばクリスマスからは怒涛の補強。昨季課題だった得点力不足も改善するには十分な戦力が整った。ここではこの冬の補強、そして戦力充実度をポジションごとに振り返る(主観強いかも許して)。 <注>☆半分は*で表記
GK 補強 ― 充実度 ☆☆☆☆
メンバーは昨季と変わらず(ザイオンが完全移籍)、いまだ成長を続ける西川が守護神に君臨する中で彼の不在時には牲川も実力を見せている。吉田を含めた3人で今年も浦和の強固な守備を最終盤から支えていくだろう。
DF 補強 ☆☆☆ 充実度 ☆☆☆*
岩波、知念らが放出となり外国人CBコンビの控えが必要な中、G大阪から佐藤、京都から井上とJ1チームから実力者を補強。豊富な層を誇る一方少し心配なのがSB。移籍期間の終盤に荻原、明本がレンタル移籍し、昨季の主力SBは怪我から復帰した酒井のみといえる状況。湘南から石原を獲得するもまだ不安な状況でオファーを出したのは宇賀神(登録はMF)。浦和を知る男の復帰は戦力としてのみならずチームの精神面で大きいと感じるし、FC東京で2列目を務めていた渡邊(後述)も練習試合で左SBを任されるなど、大畑の台頭も期待してなんとか1年間高いレベルで回していけるだろう。
MF 補強 ☆☆☆☆* 充実度 ☆☆☆☆☆
昨季の主力組が全員残留したうえで、アンカーにはヘグモ監督の愛弟子で現役スウェーデン代表のグスタフソン、レンタル先から松尾、武田の復帰、パンヤのレンタル延長、FC東京から渡邊の獲得と大幅な戦力向上を果たした。特に渡邊はプレーのみならず、幼少期から浦和のサポーターであり、浦和で活躍するためにこれまでのキャリアを積んできたほどの男。チーム状況により左SBを担当することも増えそうだが、自分の希望ポジションよりもチームの勝利を望む彼の姿勢は絶対にチームのプラスになるはず。昨季はメンバー固定化により終盤疲労が蓄積していたが、今季はこの豊富な選手層でJを蹂躙してほしい。
FW 補強 ☆☆☆☆ 充実度 ☆☆☆☆
カンテの引退により大幅なマイナスでスタートした今冬だったが、名古屋から前田を獲得すると移籍市場終盤にはローマからノルウェー代表の大型WG、オラ・ソルバッケンを期限付きで獲得。この移籍だけで飛び上がって喜んだが、やはり中央のストライカーが欲しかった中で清水からチアゴ・サンタナが加入。J1から降格したシーズンの清水で得点王を獲得した男の得点力は疑う余地が無く、新加入組だけで強力なフロントスリーが組めるほど素晴らしい補強となった。昨季は得点力不足が如実に表れ勝ちきれない試合も多かったが、勝ち点0を1に、1を3にする前線の力でリーグ優勝に導いてほしい。
新加入選手一覧
01.13 | 復帰 | MF | 松尾 佑介 | KVCウェステルロー | |
01.13 | 新加入 | FW | チアゴ サンタナ | 清水エスパルス | |
01.12 | 期限付き | MF | オラ ソルバッケン | ASローマ | |
01.09 | 新加入 | MF | 宇賀神 友弥 | FC岐阜 | |
01.07 | 新加入 | FW | 前田 直輝 | 名古屋グランパス | |
01.07 | 新加入 | MF | 渡邊 凌磨 | FC東京 | |
12.29 | 復帰 | MF | 武田 英寿 | 水戸ホーリーホック | |
12.29 | 新加入 | MF | サミュエル グスタフソン | BKヘッケン | |
12.27 | 新加入 | DF | 佐藤 瑶大 | ガンバ大阪 | |
12.27 | 新加入 | DF | 井上 黎生人 | 京都サンガF.C. | |
12.25 | 新加入 | DF | 石原 広教 | 湘南ベルマーレ |
新監督のもと 攻撃的にJを支配へ