トップ下・闘莉王でリベンジ! | 2013 浦和魂!!-We are REDS-

トップ下・闘莉王でリベンジ!

大胆采配の赤い悪魔が4連勝でリベンジに成功した。J1第6節最終日の13日、浦和は首位鹿島との大一番に2―0で快勝。DF田中マルクス闘莉王(26)をトップ下で初起用する采配が的中し、先制ゴールをアシストした。後半開始から不調のFW高原直泰(28)に代わって出場したFW永井雄一郎(29)は2発の活躍。昨年11月の直接対決に敗れ、優勝を逃した無念を晴らした。


 吹き抜ける風のような動きだった。後半4分、闘莉王がDFラインの裏に抜け出した。オフサイドとも思える微妙なタイミングだったが、副審の旗は上がらなかった。「ギリギリだった。DFの前でボールを持てなかった。それなら、裏を狙おうと思った」と闘莉王。鈴木のパスをゴール左で受け、同時にファーサイドでフリーの永井を視界にとらえた。次の瞬間、先制アシストは決まった。

 もはや神がかり的と言っていい。「また新しいところで出た。次はどこで出るのか、オレも楽しみになってきたよ」。試合後、ちょんまげ頭の闘将は豪快に笑った。練習でも未経験のトップ下に投入された。この大胆采配を、エンゲルス監督は「中盤の啓太、細貝、闘莉王が好調。3人で誰が一番、攻撃的か考えた」と説明。その眼力の正しさを証明するアシストだった。

 赤い悪魔はリベンジに燃えていた。昨年11月24日の屈辱を忘れたことはない。直接対決に敗れ世紀のV逸を喫した。負の連鎖を断ち切れず、優勝候補の本命が今季も開幕2連敗。闘莉王は「あれですべてが狂った」と振り返る。対照的に14連勝と快進撃を続けていた鹿島。アウェー席には「F○CK REDS」という卑劣な文字まで躍った。絶対に負けられなかった。

 まさに「王者」の冠を奪い返す怒とうの4連勝。その間、闘莉王はボランチ、FW、そしてトップ下を務めた。本来のDFとは負担のかかり方が違うのか、両足親指のつめには血がたまり、激痛が走る。この大一番に向け、スパイクの中敷きを微調整、皮も軟らかくし負担を軽減した。ピッチ上の派手さばかりが目立つが、陰の努力も怠らなかった。

 終了の瞬間、優勝シーンのような歓喜の輪ができた。先制点の起点となった鈴木は「去年より力を付けた鹿島に勝てたことに意味がある」と言った。大分時代から数えて対鹿島戦は3勝1敗1分けの梅崎は「結構な勝率。鹿狩りっすね」と笑った。気が付けば3位に浮上し、首位との勝ち点差も4に大接近。アジア王者の怒とうの逆襲が始まった。(スポニチ)


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